「自己破産」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 私は自己破産の経験はない。どのような条件で自己破産に至るかも知らない。いままで個人で借金を抱えて、死ぬしかないとまで言われていた先輩とも知り合ったが、自己破産はハードルが高く、簡単には出来ないと言っていた。要するに借金の金額が小さいと出来ないようだ。つまり、破産以外にないよね。という額の借金じゃなきゃ、がんばって返せ!ということらしい。きっと、年齢なども関係あるのだろう。死ねと言われていた先輩は、当時20代前半だった。
 まあ、若くて信用がないと、借りられる金額も100万円単位だろうから、がんばって返せ、となるのだろう、と想像している。
 一般的に借金は怖いものと教わる。そして、それを信じてお金を借りるということをしない日本人が多い。私も経営を学ぶまでは、それが正しいと思っていた。それなのに、スマートフォンや自動車などを気軽にローンで買う人が多い。クレジットカードをリボ払いにする人もいる。これは、金利が低い日本において、最も多くの金利を支払うシステムだ。家族を持ったら決して行ってはならない。
 だが、若いうちなら欲しい物を手に入れるために借金をするということをしてみるのも、良い勉強だと思っている。他人からお金を借りるとどうなるのか?そして返済が出来ないと、どうなるのか?どのような感情が芽生えるのか?
 そして、不謹慎だが若いうちに一度、自己破産してみても良いのではないか?と思っている。自己破産をしても、わずか8年経過すれば、またクレジットカードも作れるし、住宅ローンも組めるのだから。20代で自己破産をすれば、30代には何事もなかったように、刑務所から出所した後かのように、足を洗えるのだ。そこから結婚に向けて準備をしても、最近では全然遅くない。
 むしろ、責任の取り方を知る機会に恵まれて、底辺を見る機会など滅多にないのだ。これを経験している方が、いざとなった時に強い心を手に入れられるのではないか?私はいまではそう思っている。
 日本人は過去に対して潔癖症だ。過去にどのような失敗をしたかなんて、どうでも良いと思う。逆に私は面接では今までの失敗談を聞いている。大きな失敗からはい上がったものは、大きな失敗をしていない人より、確実に器がでかい。たとえ刑務所に入って名前を捨てられ、番号で呼ばれた経験があったとしてもだ。それに比べれば、自己破産など小さなことだと思う。トランプ元大統領は、大統領になる前に4回自己破産をしている。それなのに、そんなことを1mmも気にしていない。個人的には嫌いな人だが、器の大きさなど学ぶべき部分はあると思う。それも自己破産のなせる業(ワザ)だと思う。
 私は臆病にも、借金には会社経営をするまで手を出せず、いままで底辺を見る機会を逃しているが、この後何が起こるかはわからない。「自己破産」という選択肢は、自分の辞書にないと考える方が、自分の可能性を縮めている。私はそう思う。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

                               シンジ

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