「絞り込む」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。第1,164回です。

　あなたの会社の商品やサービスは何種類ありますか？こんなお客様にも対応しよう、このような場合にも適応した商品やサービスを展開しよう！そう思っていませんか？そして、気づいたら商品やサービスが山のようにある。そんな会社は非常に多いです。確かに、「あそこに頼めば、何でもしてくれる！」というのもお客様からすれば非常に安心だろう。だが、あなたの会社が選ばれた理由は本当にそれが理由だろうか？それでは、すべてのシェアを取っているのか？というとそうでもないはずだ。では何が違うのか？

　昨日も触れたが、家にあるテレビやレコーダーのリモコンを見てください。ボタンが多く並んでいるでしょう。そして、ふたを開けるとその中にも多くのボタンが！あなたは、そのすべてのボタンを使用しますか？そもそも使い方を全て知っていますか？私は押したことのないボタンの方が多いです。要するに、お客様の要望を入れているうちに、機能が増えすぎてしまい、何でも出来る代わりに、何が特徴なのかも分からなくなってしまっています。しかも、操作がしにくくなり、良いことは一つもないですよね。こういうのを「網羅主義」と言い、あらゆる要望を網羅させた結果、特徴がなくなったことを言います。

　先日、山梨県へ行った時に「ほうとう」を食べました。その店は、非常に効率がよく席に座って5分程で「ほうとう」が出てきました。鉄なべで煮込んでいるので、「えっ！もう！？」と驚いたものです。
　そのからくりは簡単です。その店はメニューが1種類しかないのです。「ほうとう」一択にしているのです。つまり、客の頭数イコール「ほうとう」の数になるのです。ですから、効率よく鍋に火をかけられるのです。
　客側も、メニューを見てどのような料理なのか？想像を巡らせ、連れの人と相談したりという時間が不要になります。また、迷う時間も無くなり、非常に効率的なのです！こうして私達は、美味しい「ほうとう」を頂くことが出来ました。

　他にも、有名な「炭火ハンバーグ」の店に行った時、選択肢は「炭火ハンバーグ」一択でした。変更できるのはソースの種類と肉のグラム数です。100g単位で決められるので、お腹の具合で量を決められて、ソースだけはお好みになるのです。ここも非常に効率の良い経営をしていると思いました。それに、とても美味しいハンバーグでした！

　このように、商品を絞り込むと会社もお客様も良いことがあるのです。網羅主義よりも、限定主義の方が、お客様に感謝されるのです。これは極めて重要なことです。うーん！今週は有料レベルの内容が多かった！

　いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ