「規則」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
規則は何のためにあるのか?ご存じない方が多い。最近は自由奔放な会社ほど好まれる傾向が強い。服装もラフだし、出勤時間も何時でも良い。そういう規則のゆるい会社が若者に人気だ。では、規則は何のためにあるのか?考えてみようと思う。
我が社もゆるい方だと思っている。言い換えれば「社員に甘い」のだ。だからこそ、筋を通す必要がある。人は自我を持つ生き物だ。簡単に他人に傾倒はしない。しかし、二人以上の人間が組織をつくって、集団を形成していくには、必ず規則が必要だ。
しかし、必ず規則に反発する者は現れる。自我があるのだから、当然だ。でも、個々人の自我を認めていたら、規則は守ることが出来ない。規則は例外なく、全員が守る必要がある。ところが規則が守られない背景には、「この人は特別」や「この日は特別」のように、例外を作るからだ。例外が認められるということは、その規則は守らなくても良いことになってしまう。
規則は簡単で単純な規則ほどキッチリ守るべきだ。服装、お辞儀、挨拶、靴をそろえる。椅子を中へ入れる。理念の唱和。どれも、行わなくても仕事にも生活にも影響のないようなもので、特に行ったことでのメリットも感じないことばかりだ。だから、やりたくないし、やらされている感が不満だろう。そんな自我の感情を捨て、ただ、習慣として行うのだ。
逆に、こんな小さなことも他人と合わせられない者は、組織の中で一体感を感じることはなく、組織に愛着もわかない。チームとしてまとまることはないのだ。だから、感情で合う人と合わない人を勝手に分け隔てるのだ。そういう人が、組織を分断してしまうのだ。
たかが規則と思うなかれ、されど規則だ。きちんとした服装をして、時間を守り、相手を尊重して受け入れ、そして感謝する。とても単純なことなのに、それができない人がほとんどだ。心を合わせるのに、宗教臭い。軍隊臭い。と忌み嫌い、規則を守らないことが格好良いと信じる。そう信じていることの方が宗教臭いってことにも気づかずに。
結果の出せるチーム。収益力の高い組織は、必ず規則を守っているのだ。社長の一言で、全員が右を向き、次に全員が左を向く。風に揺れる稲穂のように、全員が同じ方向を向くから、規則正しく生活をするから、結果が出せる組織になるのだ。そして、明るく元気であること。他人を思いやれること。それらは、「規則」の中から培われる。これが理想の組織だ。理想の組織をつくった者が、自分以外の誰かを幸せに出来る人になれるのだ。その根底は「規則」順守にある。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ