「前提を疑う」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
人は現状維持を望む生き物だ。日本は平和であり続ける。円はデフォルトしない。いまいる会社が倒産することはない。政府や日銀の政策のおかげで現状維持ができている。そのような前提で、日々の生活を続けている。
日本一価値の高いトヨタ自動車が倒産するとは、誰も考えない。だが、そこに絶対はない。トヨタやソニー、ソフトバンクや楽天、日本の大企業は堅実で安泰と思っている人が多いが、バランスシートを見れば、有利子負債(借金)の大きさに目を見張るはずだ。そして、それを補うだけの現金を持っている。何十兆ものお金を借りて、何十兆ものお金を得ている。それが経済を営む、経営というものだ。だが、その歯車の一つが欠けたら、それらは回らなくなり、重大な事故につながる。所帯が大きいだけに、影響も大きい。私のような零細企業は、個人的な努力でカバーできるが、大企業はそうはいかない。私から見れば、安定とは程遠いところにいるようにしか見えない。かなり危うい。
大企業のことや国のことなどは、規模も大きく現実的ではないので、自分の身近な部分を考えてみよう。自分の会社が5年後に無くなったらどうするか?自分の行っている仕事が不要になり、整理解雇されることになったら?自分の「前提を疑って」見て下さい。
感情的に焦るのではなく、そうなったときに自分に何が残っているのか?人に絶対に奪われない、あなたのスキルは何なのでしょうか?これをやらせたら、まあ大抵の人よりは、良くできるよね。このことに関しては、徹底的に調べたから、語らせたら2時間は一人でしゃべれるよね。普段何気なく行っている仕事ですが、自分のやっている仕事を細分化して、それぞれ手伝いサービスに出来ないか考える。見込み客リストを作成するのも、請求書を作成するのも、手が足りなくて困っている人になら売れるんですよ。エクセルの使い方、パワーポイントの使い方、お金を払って使い方を習いたい人もいるんですよ。「自分は手に職を持っていないから」そう思う人が多いけれど、あなたは毎日、その手に持つあなたのスキルで、職をまっとうしているのです。それを見つめ直してみれば、いまいる会社が倒産しても、あなたは生きて行く力を持っていることになります。国に助けてもらうということは、社会主義者になってしまいますよ。そこを打開できるのは、自分の脳みそだけですよ。ということだ。
自分に出来ること、自分の望むことを見つめ直してみてはいかがでしょうか?「前提を疑う」ことは大事なことです。記事一つ取ってみても、「真実は一つだけれど、事実は人の数だけある」と誰かが言っていた。全くその通り。自分の頭で思考しないと、誰かに画一化された世界に住むことになる。檻に入っていると気づかずにね。
感情に負けず、安定や安心を振り払い、混沌とした現実の先に、自分の道を見つけるには、「前提を疑う」必要がありますよ。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ