「社長の不在」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,047日目です。

 私はお客様のところへ行くことが多い。そして行くときは1日がかりだから、直行直帰する。だからその日は、「社長の不在」の日になる。
 経営者によっては、「自分がいないと、社員達が真面目に働かないんじゃないか?」と社員を信用できない人がいる。確かに、そういう側面がまったくないとは言わない。果たしてどうだろうか?私は、社員が一人しかいない時から、よく出張をしていた。そして、社員は一人で取り残されて、一人で仕事をしていた。

 学生の頃、先生が病欠などになると、しばしば「自習」となることがあった。そういう時は、当然「やったー!」といって遊ぶ者。とっととバックレて学校から出ていく者。真面目に自習をしている者に分かれる。だが、割合的に見れば、9割の者がサボっているだろう。当然私もサボり組だった。
 そういう経験のある人は、必ず思うのだ。社員達は監視の目がなければ、必ずサボっていて、真面目に仕事をしないはずだ!と。では実際にはどうであろうか?
 これが、実際にはそうはならないんですよね。それを知らない、知ろうとしないクソ経営者が昭和の時代には多いのですが、学生は親が金を払っていかされている学校だ。ところが、会社は、自分が金をもらっている立場だ。そうすると、監視の目など関係なく、日本人の社員は、本当に真面目に良く働くのである。これは事実なのだ。

 私は自分の経験で思う。むしろ時々会社では、「社長の不在」の日を設けるべきなのだ。なぜなら、「社長がいないと判断がつかない!」という事態を避けるためだ。「社長に相談したいけど、いまはいないし、どうしたらいいのか?」ここではじめて社員は考えることをする。そして、後で怒られないよう、より良い判断を模索するのだ。そこで初めて、成長が見込まれるのだ。
 そういう組織は強い。社長が不慮の事故で突然死んでも、その会社は存続できる可能性がある。後継者とは、そうやって育てていくものなのだ。だから、定期的に「社長の不在」の日は設定したほうが良いのだ。
 我が社は、最初からそれが定期的にあるので、とても良いと思う。かかってきた電話に対する回答や、メールの返信など。すべて社員が判断をしている。判断がつかないものだけ、棚上げになっているが、それも少ない。そして、そういう判断が出来ない者は、単なる歩兵として使用し、将軍にしなければ良いだけのことだ。そうやって、将来を見据えていくことも、経営者の役割なのだ。だから、毎日社長が出勤しなければならないと思っている経営者は、間違いだ!
 定期的に「社長の不在」を作り、お客様を訪問したり、セミナーに参加するなど、社長自身も学び続け、社員に追いつかれないように成長を続ける必要があるのだ。私は最低月に6回は外部セミナーに参加しているし、自分でも4回開催している。インプットとアウトプットのバランスを取らなければならないと思っている。社長が会社にへばりついていても、会社の業績は上りはしないのですよ!だって、社長が不在でも、社員はきちんと仕事をこなすのだからね。ありがたいことですよ!社長は、社長にしかできない仕事をすべきなんですよね!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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