「心」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 すべては「心」のままに。人は「心」によって、どう生きられるかが変わってくる。人は良い思考を積み重ねることで、「強い心」を得ることが出来る。ところが、悪い思考を積み重ねてしまうと、「心」が弱って、結果的に病気になる。病は「気」から。オーラからなのです。

 ある実験がありました。握力を計測して平均40kgの男性達に、「あなたは体が疲弊して、現在は衰弱している」という暗示をかけました。すると平均握力はなんと16kgにまで落ちました。逆に「あなたは素晴らしい肉体を持っており、現在は絶好調である」という暗示をかけると、平均握力は何と60kgを超えたのでした。
 つまり、人体は「心」により支配されており、通常よりも信じられない爆発力を秘めているということです。肉体を鍛えるよりも、精神を鍛えれば、結果はついてくるということですよね。

 ある、うつ病患者の話です。アメリカで事業を行っていた彼は、不景気で赤字が続き、気持ちがふさぎ込んでいました。借金が多くあったので、周りにいる人誰もが、自分のうわさ話をして、後ろ指を指しているような不安にさいなまれ、心を病んでしましました。
 人のうわさ話は、すべて自分への悪口に聞こえ、人と話すことが怖くなり、彼から笑顔が消えました。実際彼は、もう身投げをしてすべてを終わらせたい衝動に、毎日駆られていました。
 しかし、彼は身投げをしませんでした。彼が行ったことはただ一つ。毎日花屋へ行き、一輪の花を買って、スーツのボタン穴にその花を飾り、胸を張って堂々と歩くことにしたのです。実際、それを行うまでに要した勇気は、並大抵のものではありませんでした。
 しかし、その一歩を踏み出してしまうと、周りの景色は全く違うものとなったのです。彼の周りに人が集まり、情報が集まり、仕事が舞い込んでくるようになったのです。不景気にもかかわらず、毎日違う花を飾って、陽気に歩いている彼の姿は、他の人にはビジネスで成功している、好景気の人に見えたのです。幸運の女神も、他の人も、陽気で上手く行っていそうな人が好きです。陰気な顔をして、眉間にしわを寄せている人に近づいていく人はいません。こうして、彼はビジネスに成功し、彼を苦しめていた不安も解消されたのでした。勇気を出して、一歩を踏み出したから。
 彼は後にこう話しています。「自分の周りの状況が、私を苦しめていたのではない。私は、私の「心」に苦しめられていただけだった。悪い思考のとりこになり、「良い心」を忘れていた。それを一輪の花が気づかせてくれたのだ」と。当然、彼は今も花をボタンホールに差して歩いている。そして、彼は二度と心を病むことはなかったそうだ。

 体や能力を鍛えることに目が行きがちな人が多いですが、すべての力の根源は「心」にあります。その「心」を育て、強く、優しく、より良い心を手に入れることが、生きる目的ではないでしょうか?すべては、そのための試練なのです。
 いつでも笑顔でいられるよう、「心」を鍛えよう。いつでもくよくよせずに、アゴを上げて前を向けるよう、「心」を鍛えよう。決して諦めないよう、「心」を鍛えよう。自分の為ではなく、他の誰かのために行動できるよう、「心」を鍛えよう。考えるだけじゃなく、実行が伴うように、「心」を鍛えよう。
 人のせいにせず、時代や周りのせいにせず、逃げることなく突き進めば、必ず良いことが待っています。その時に臆することがない「心」を持っていさえすれば。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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