「雲」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 雲が大きく育つ季節だ。空に広がる積乱雲(入道雲)は、空に広がる大きな城のようだ。積乱雲が降らせた夕立が、地上の気温を一気に冷やすので、新たな上昇気流が生まれて、また積乱雲が大きく育つ。
 雲は自由気ままに動いているようで、形も様々だ。ぼーっと見ていて飽きないものだ。子供の頃から、雲を触りたいと何度も思ってきた。いまに至っても、心奪われるものだ。
 山に登ると、雲は眼下になり、雲海の広がりはとても美しい。しかし、登っている最中に、雲の中にいる認識はなく、いつの間にか雲を抜けているのだ。雲は、触ろうとしても実体がない。飽和した水蒸気でしかないのだから。そこに神秘性を感じる。

 人の心は雲のように千変万化する。形も進む方向もバラバラだ。ただし、雲は風の流れる方向に進むという法則がある。だから、風を起こしてあげれば、そちらの方向に流れていくのだ。
 それなら、人の心も風を起こしてあげれば、同じ向きに進んでいくようになるのではないだろうか?それが、心を合わせるということになるのではないだろうか?
 皆が同じ方向を見られるよう、新たな風を吹かせる。それが、リーダーの行うべき仕事だと思う。すべての雲たちの方向がそろうように、優しく時に強く、風を起こしたい。私は、そういうリーダーを目指したいと思う。自分の心もそんな「雲」の一つだから。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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