「行動」
「行動すれば次の現実」。私の好きな言葉だ。だから、まずは行動してみる。失敗したら、やり直せばいい。そのためにはスピードが大事だ。ところが、人はそもそも動かないように出来ている。脳がカロリー消費をしないように、なるべくもの草に、ナマケモノに生きるように指令を出している。それが本能だ。行動するには、本能に負けてはいけないということだから、結構きつい。私も怠惰にとらわれることは多い。だからこそ、やった者とやらない者の差は大きい。
そうはいっても、実際に行動に移すのは大きな意志がいる。だから、行動にうつせない人は多い。そんな時は、とにかく物理的に体を動かすのだ。心で何とかしようとしても、意志の力なんて、目に見えない。やる気のある日もあれば、全然やる気にならない日もある。むらがあり過ぎて、あてになど出来ない。
だから、物理的に体を動かすと、急にエンジンがかかりだすことって、よくあることだ。事務所の掃除機をかけてみる。ゴミ捨てを行ってみる。近所まで散歩で歩いてみるなど、体をわざと動かすのだ。そうすると、やらなきゃいけなかったことが、すぐ行動にうつせるようになる。作曲に行き詰まると、私はいつも散歩をしていた。
やらなきゃいけない仕事、面倒な事務処理、書きたくないクレームへの詫び状。棚上
げしていた仕事を行うには、まずは物理的に体を動かすことなんです。そうすると、仕方ないな、やるか!って心も体も切り替わるんです。
「行動すれば次の現実」。行動すれば、現実は変わる。何もせずに考えているだけでは、何も進まない。どれ程立派な思想でも、アウトプットがなければ、ただの妄想だ。外に出すためには、エネルギーがいる。そのためのきっかけとして、体を動かす「行動」に出ると、考えるべきことも、前に進むし、やる気も起きる。
そして、「行動」した先で、また次の思索に入ればよい。だって、見えている現実が変わったのだから。行動すれば、周りの水も空気も動き、淀んだ流れが動き出す。停滞している自分を動かすのは、心より物理的「行動」がやりやすい。お試しあれ!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ