「楽しい職場」

第1,443回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 あなたの会社は「楽しい職場」ですか?ひどい職場ですか?べつに可もなく不可もなくでしょうか?そして、あなたはどうして欲しいですか?
 そりゃ、出来れば「楽しい職場」であった方が良い。誰もがそう思うことでしょう。では、「楽しい職場」とはどのようなところでしょうか?
 出勤時間はフレックスで自由、服装も自由でラフで良い。有給はすべて使えて、会社で用意したコーヒーメーカーが置いてあって、誰でも自由にブレイクタイムを楽しめる。社員達の笑い声が絶えず響き、のんびりと仕事をしていて、定時間には全員が退社する。社内のイベントが多く、社内の交流がはかられている。「楽しい職場」とはこんな状態でしょうか?
 楽しいという言葉は、読み方を変えれば「ラクをしている職場」ということになります。誰でも楽(ラク)をしてお金がもらえれば、その方が良いと考えるでしょう。しかし、長期的視点に立つと、それは非常に危険な考えです。
 先述の楽しそうな職場は、色々と自由ですよね。自由というのは一見よさそうですが、そこには大きな落とし穴があります。そこに規律がないということは、すでに組織として崩壊しているといえるでしょう。危機感がないともいえます。先述の会社の中でいったい誰が仕事をしていて、誰が稼いでいるでしょうか?そもそも人が必要なようにさえ思えません。大企業あるあるの光景ですよね。すでに仕組みが出来上がっており、お金は勝手に振り込まれてくる。社員がやるべき仕事など存在しないので、毎日暇を持て余して、能力開発やコミュニケーション改善などと称して、研修をしたり、勉強をしたりと、ビジネスとして行うべきこと以外のことで時間を潰しているのだ。それでも、ビジネスモデルは永遠じゃない。これで、儲けのパターンがずれてしまったとき、業績が落ちたときに、この「楽しい職場」の人達に何ができるのか?きっと自分たちの責任で組織を正す力はないでしょう。
 楽(ラク)をしてきたということは、本当の実力もなく、危機に際して足がすくむだけの弱い人間になってしまっていたのですよ。いざというときに行動できなかった人が大勢いましたよね。2020年のコロナの時にそれが露見したじゃないですか!「楽しい職場」で楽(ラク)をしてナマケモノになった者は、会社が崩壊して行っても、そのまま待つことしかできないのですよ。
 「楽しい職場」はとても結構なことだ。しかし、儲かってない会社では楽しんでいられるのは一瞬だけです。お金が無くなっていけば、不安で不安で笑ってなどいられなくなりますよ!それを解消するには、ビジネスを回してお金を回すしかないのですよ!節税をして、給与を削って、心を削って楽しいですか?
 みんなでどんどん稼いで、そのビジネスが上手く行ったお金で、余裕資金を使ってみんなで楽しむのが正しいのだ。「楽しい職場」にするには、まずは稼ぐことが重要なのだ!
 そもそも、従業員は仕事をしに来ているのに、「楽しい」ということを求めることそのものが間違いなのですよ。大変な仕事を「楽しむ」ことが重要なのです。この地球上で生き続けることとは、奇跡的なほど大変なことなのです。楽(ラク)して出来ることではないのです。苦労して協力して乗り切った時こそ、最も楽しい状態になれるのだ!必死に楽しんで生きていくのが正しいのだ!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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