「冬の仕事、夏の仕事」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,049日目です。
地方の建設業では、冬は仕事が少ない。農家も同様だ。冬になると、冬独特の仕事が増える。屋根の雪下ろしや、道路工事などがそれだ。逆に、雪の降らない夏には雪下ろしの仕事はないし、道路工事はなくはないが、まだ予算が余るかどうかわからないから、積極的に使おうとはしない。しかし年末になると、予算を使いきるため、凍結していた道路工事を一気にやろうと、繁忙期になってしまうのだ。
農家は春から秋までは忙しいが、冬はやることがない。まったくないわけではないが、人手が余ることには変わりない。そんな人が、冬だけ道路工事を行うのだ。
建築業も同様だ。冬に全く仕事がないわけではないが、雪の中建築などしないから、たいていは降る前に終わらせる。冬の間は、メンテナンスや雪の重みで崩れたところを修繕する位だ。だから、手の空いた者から道路工事に鞍替えをするわけだ。とても合理的だと思う。
最近では副業が当たり前になったというが、昔から当たり前にやっていたところが多くあるのだ。何も最近の出来事じゃないってわけだ。
1年中同じオフィスで、パソコンとにらめっこをしているだけの仕事と比べて、「冬の仕事、夏の仕事」と2種類の仕事をしている人と比べると、心の豊かさが違う気がするんだよね。何を根拠にって、だって?
雪の冷たさや重さは、実際に触ってみなきゃわからないし、道路は整備しておけば、春になったらみんなの役に立つ。夏は本業の建築をしていれば、それも地域の誰かのためになる。仕事って、こんなにわかりやすいことは無いって思いませんか?それに引き換え、インターネットを使って、パソコンの画面見ているだけの人が、誰にどれだけのためになることしているのかなんて?まったく分かったもんじゃない。もしかしたら、悪いことをしているかもしれない。もしかしたら、自分のためにしかしていないかもしれない?全然、分かったもんじゃないって思うんだ。
仕組みを作って、管理するだけにすれば、確かにビジネスはうまく回るようになる。それが理想さ。でもね。最後まで現場を離れちゃ、生きていけないんだよね。結局、現場で働く誰かがいなければ、何も生み出せないし、何も出来上がらないし、何も得られない。
地方の田舎道を走っていると思うんだ。「冬の仕事、夏の仕事」どっちもあるから、人は心豊かになれるんだって。水田に水が入った。田植えが始まった。カエルが鳴いている。稲穂が黄色になった!刈入れがすんで稲架かけ(ハサカケ)が出来た。田んぼも雪に埋まったなー。といつも同じ道を通っていると、季節の変わり方が実感できる。本当に幸せな仕事の仕方って、見誤っている人が多いのかもね。地方の田舎道を車で走りながら、よそ見をしながら、フッとそんな気分になった。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ