「ウソ」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
SNSで「いいね」をつけるのは簡単だ。簡単なだけに「ウソ」は簡単にばれる。特に、私の曲は長い。私が聞きながらアップロードしているのに、私が聞き終える前に「いいね」マークをつけている人は、明らかに聞いていない。1秒でウソだとばれる。
前向きな発想をして、より良い未来を思い描くべきだと、人に言っておきながら、愚痴が多い人がいる。自分だけは後ろ向きの言葉を発しても許されると思っているのだろうか?それはウソつきだ!
嫌いな人にはすぐに「ハラスメントだ!」というくせに、おもねる人には嫌がられるほどに、おべっかを使ってベタベタする人。それもウソつきだ!
自分から振って別れるときに、相手が罵って自分を責めてくる人を非難していたくせに、いざ自分が振られる立場になると、相手を責める内容を延々と書き連ねてくる人。それってウソつきだ!気持ちよく別れて、また気持ちよく会えるような気持ちになれない時点で、捨てられるのもうなずける。
このような身勝手なウソは、相手の運を奪う行為だ。そういう人とは、なるべく早く距離を取るべきだと思う。
ある会社の社長が、「社員は家族だから一番大事だ!」と言っていた。ところが、社員が会社の備品を勝手に持ち帰り、ネットオークションで売っていたことが分った。当然、それは窃盗罪であり、業務上横領罪でもある。あなたならどうする?
その社長は、社員は家族だと言っていたのに、事実を知ると烈火のごとく怒り、警察に被害届を出した。結果的にその社員は起訴され、有罪判決と懲戒免職が言い渡された。ほぼ人生を詰んだわけだ。その決定をしたのは社長だ。
更に社員全員の持ち物検査をして、私物を会社に置くことを禁止した。自分はゴルフバックを置いているのに。
一度疑い出すときりがなくなる。その社長は社員に対して不信感が募ってしまったため、社内はギクシャクしてしまい、大量辞職につながってしまった。その会社は規模縮小を余儀なくされ、細々と事業を続けているが、社員はとても不幸そうだ。社長はもっと不幸そうにいつも顔をゆがめている。
とても不幸な事件だったと思う。しかし、社員を家族だと思っていた社長が手のひらを返してしまったのが、この事件の一番決定的な部分だと思う。だって、そこに「ウソ」があったからだ。
社長は「優しい社長」を演じたくて「ウソ」をついていたということだ。本人にはそんな意識はないと思うけれど、潜在意識の中では「社員を大切にしている良い社長」と評価してもらいたい自分がいたのだろうと思う。だから、「ウソ」が事件で発覚したのだと思う。
目指すべきところはきちんと定義をすべきだ。私も社員を一番大事にする。お客様は2番、地域が3番、株主4番と言っているが、きちんと理由がある。
社員に甘くするのではなく、社員が大事にされていないのに、お客様のために働くわけがないのである。お客様を大事にして働いてもらうために、社員を大事にしているのだ。きちんと打算がある。だが、もう少し大事にされていると気づかせるキッカケを作らないと、人はすぐに慣れてしまう。無理やり感謝せる方法考えないとなー!と打算を巡らせている。
私にとって「良い社長」の定義は、「儲かっている社長」です。どんなにキレイごとを言っても、ビジネスであるいじょう、お金を多く稼いで、社員に多く分配して、協力メーカーに多く支払い。地域に還元して、税金を多く納税するには、どうしたって大きく儲ける以外にないのだ。やりたいことをするには、お金という手段が必要だ。理想では行えないが、それなりにお金が必要ということも事実。私は「ウソ」はなく、優しい社長ではなく良い社長を目指そうと思って経営をしている。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ