「透明な経営」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 透明な経営は、重要経営課題です。なぜか?現金(実弾)を確保しながら、前進(投資)していくのは難しい。だから、お金を借りずに会社を経営するのはほぼ無理ゲーだ。
 経営者保証なしに最初から借金をするのは、不可能だ。だから、金融庁の出している「経営者保証に関するガイドライン」に沿って、経営者と会社の財産を公私混同しないこと。法人だけで返済可能であること。法人から定期的に財務情報が提示されていること。などが、経営者保証を外す条件として、透明な経営を行うことをうたっている。経営者保証なしにお金を借りられる会社になって初めて、一人前の会社であり、事業承継価値のある会社になるのです。だから、透明な経営を行うことは、重要経営課題なのです。

 例えば、会社の支払いを個人のクレジットカードで支払って、清算していないだろうか?そこで付加されたポイントはすべて個人の恩恵になります。会社の支払いだと、使用金額が個人とは半端なく違う。付加されるポイントやマイルなどは、常人には考えられないレベルになります。これやったら、アウトです。

 例えば、経営者の集まりなどで飲みに行った時。はたまた友人と飲み会に行った時。その領収書を会社の経費(損金)にしていませんか?税務署も銀行も、仕事の飲み会と、友人との飲み会の違いは、領収書からはわかりません。とはいえ、そのすべてが会社に関わるとは思っていません。役員報酬以外に経費(損金)という報酬を得ている節が見えれば、一発でアウトです。疑わしい部分は排除すべきです。だから、私は飲み会では、領収書はもらいません。すべて自腹です。

 例えば、社有車で通勤をしていませんか?社有車だから、ガソリン代を払っていない?なんてこともアウトです。経営者個人の車なのに、5月の重量税まで会社に支払わせている?これもアウトです。元々、会社のお金で高級外車などを買ってもらっている時点で、アウトです。従業員と経営者は、責任の重さは違うけれど、優遇されるべき部分はそこじゃない。

 北欧のデンマークやフィンランドでは、税金の使い方が透明で、すべて国民に開示されているそうです。少しでも疑わしい場合は、すぐに選挙で落選し、政権交代も頻繁に行われます。投票率も90%にも達します。国民の政治への関心度が、日本とは段違いです。
 高校生は投票権がありませんが、校内で疑似選挙を行い、その結果が報道されて、実際の選挙に大きな影響を与えているというのですから、その政治リテラシーは素晴らしい。だから、世界で幸せな国民の上位に常にいるのです。日本は30位以下です。
 日本のように、集めたお金をどう使っているのか?さっぱりわからないような国では、未来はありません。ダメな政党はどんどん切り捨てて、国民が政治家を育てるようにしなければ、日本は取り残されてしまいます。すでに取り残されていますが。
 透明な経営。透明な政治。それがあってこその、信頼関係ではないでしょうか?従業員がやったら許せない行為は、経営者もやってはいけません。実にシンプルなルールです。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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