「ロシア対ウクライナ」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
ロシアとウクライナの戦争が始まって1年が経ったと色々騒がしい。今日は予定を変更して、私から見た戦争について書かせて頂く。人道的な視点はここでは述べない。一般市民が犠牲になっていることは、当然気になるし、助けたいと思う。だがそれを言い出すと、真実が曇ると思っている。
先日、プーチン大統領が演説をしたそうだ。私は時間がなくて見ていない。きっと特段変わったことは言っていないだろうと思うので、情報を色々集めたうえでの話ではない。約1年前に戦争を始めた頃の情報に基づいて考察する。
日本のマスコミは、欧米の西側諸国に肩入れをした報道をしている。真実を伝えるべきジャーナリストが、忖度をした記事を書いていると思っている。だから、私は戦争関連の記事は一切読まない。時々、友人からくる情報源を読むことがあるだけだ。
タイトルを見ているだけだが、ロシア軍は苦戦をしている。ロシア軍の死傷者が増えて、国民の支持が下がっている。経済制裁が効いて、ロシアはデフォルト寸前だ。まあ、信ぴょう性のない記事を良くも書けるものだと、あきれてものが言えない。事実確認をしたければ、現地へ行き、自分の目で見て、肌で感じるのが常とう手段だ。それをせずに、こんな報道を信じてしまう方も、同様によろしくない。
多くの日本人が戦争の早期解決を祈っていることは大事だと思うが、どのような結末になるかは、想像していないと思われる。何となく、ウクライナが勝って、ロシアが負けて欲しい的に思っている人が多いのではなかろうか?マスコミはそう誘導しているのですからね。当然の結果ですよ。では、勝つってどういう状態ですか?ロシアをウクライナから完全撤退させるってこと?クリミア半島も含めて?負けるってどういう状態ですか?ロシアに併合されるってこと?そこがはっきりしないのに、勝ちも負けもないではないですか?
バイデン大統領が、「ロシアがウクライナで勝利することはない」と言ったそうだが、その意図するところもわからずに、言葉だけ独り歩きさせるので、勝手にアメリカが参戦するだの、武器の提供をするだの、周りがうるさくはやし立てるわけです。まったく意味のない言葉を。
事実だけを確認すると、プーチン大統領は、ウクライナに核兵器を配備しようとした西側諸国からロシアを守るために戦争を始めたわけです。現在も自衛のために戦っているのです。バイデン大統領が「西側諸国は、ロシアに攻撃をしたり、ロシアを支配したりしない」と言っているが、恐れている人間が素直にその言葉を信じることはあり得ない。ここに、今回の戦争の難しさがあると思っている。きっと演説は、国民に向けてロシアを守ろうっていう演説だったのではないかと想像している。愛国心を鼓舞することが目的だろう。
ロシアは世界一大きな国土を持ち、潤沢な資源を持った資源大国だ。軍備に限らずエネルギー、レアアース、食料、肥料、飼料などが自国に大量にあるのだ。そんな国を経済制裁したところで、まったく歯が立たず、むしろ西側諸国の戦略の方が負けているのが現実ではなかろうか?ここまで書いていたら、ちょうど友人から面白い記事が届いた。
ロシア在住の日本人に、マスコミがスーパーの棚から食料が消えている画像を送ってくれるように依頼が来たとのこと。依頼内容は「棚から物をどかしてでも、物が不足している画像が欲しい」ということでした。つまり捏造を指示しているわけです。
その方は誠実な方だったので、マスコミの捏造には加担せず、依頼を断ったそうです。実際にはスーパーには物が溢れ、経済制裁の影響は全く見られないとのこと。撤退した欧米諸国の企業は、ロシア企業が買い取り、そのまま運営しているので何も問題はないそうです。当然そうなりますよね。人だけ逃げて、物資や技術はそのまま置いてきてしまったのだから、すべて盗まれて使い倒されるに決まっているんですよ。
中国も同じ状況です。そもそも株式を50%しか持てないうえに、土地は完全国有化されているような国では、現地法人をつくったら撤退できないに決まっているのです。全部盗まれて終了です。完全に経営判断ミスとしか言いようがありませんね。
閑話休題。今後のロシアとウクライナの戦争はどうなるのか?1年たらずで大騒ぎをしていますが、この戦争、始まった時点で30年以上の紛争になると思っていました。いまも同じように思っています。キエフは元々ソビエトの一部ですよ。帝政ロシア時代も重要な都市でした。いわばウクライナがNATOの支援を受けて武器供給を始めた時点で、ロシアからすれば、自宅の庭に他人が入り込んでバーベキューを始めたようなものです。赦せるわけがないじゃないですか?だからウクライナに対しては、内戦状態と同じなのです。この戦争に勝者はいないと思いますよ。だから、西側諸国が内政に干渉するな!という思いも強いと思います。
クリミア半島は凍らない港として、重要拠点です。ロシアは死守すると思いますね。クリミア半島を明け渡す可能性は皆無に等しい。泥沼の戦争はいつまでも続くと思いますよ。第二次世界大戦の独ソ戦で、現在のウクライナは戦いの中心地になりました。日本の4倍(人口の16%)の死者を出して戦い続けたロシア人。そういう国民性です。国民がいなくなるまで、戦いは終わらないと、見るべきです。
一方で、今回の戦争はプーチン大統領対ゼレンスキー大統領という政治対決でもあります。NATOに加盟したいゼレンスキー政権を打倒し、新ロ派政権が出来ればその時点で戦争は終了だ。プーチン政権が倒れる場合も同様だが、プーチン氏が急死でもしない限り可能性は薄いだろう。私から見れば、ゼレンスキー大統領という悪魔は、歴史に名が残る悪魔だと思っていますよ。国民を多く殺して、自分の政治生命を伸ばした悪名が残るでしょうね。
だから、下らない報道など見ても意味がないわけです。それよりも、停戦の落としどころを考えるべきです。クリミア半島や東部はロシア領として認める。ウクライナはNATOに加盟しない。NATOの軍事拠点や研究施設は撤廃する等、かなりの譲歩が必要だと思いますよ。詳しい内容は知らないけれど、戦争なんて勝っただの、負けただの下らない議論とはかけ離れた思想のもとに行われているんですよ。
民主主義こそ最も大事な思想で、独裁政治は良くない。そう思う方もいるでしょう。しかしよく考えてみて下さい。日本のように民主主義と言いながら、自民党の一党独裁を許していることが、本当に民主主義なのですか?会社では、社長が独裁をしていませんか?歴史を紐解けば、人類は戦争や飢餓、疫病など様々な危機に瀕して生きてきました。それがいまと比べていまの方が悲観的と言える事実はありますか?私は一つもないと思っている。
西側諸国が正しいとか、ロシアが悪人だとか、短絡的な見方しかできない人は、議論しちゃいけないし、マスコミに踊らされていることに気づけない人は、自分の頭で考える訓練をしないと、使えない社会人として、将来を棒に振ることになると思いますよ。経営者視点で見れば、そういう頭の悪い人は、悪目立ちするので、評価されることは決してないと言わせて頂きますよ。
サラリーマン諸氏は、自分のことをかえりみてみましょう。マスク問題と同じように、マスコミに騙されていると気づかないと、人生簡単に詰んでしまいますよ。ロン!はいまた振込みました!ってね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ