「脱税」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,010日目です。
節税をしたがる社長が多くいます。当然、私も税金の使い方には不満があるので、なるべく払いたくない気持ちはわかります。でも、節税をするととても損することも知っているので、納税はキッチリ行います。税金は「幸せのお裾分け」と思っています。不幸な身の上の人のために使ってくれたら、それ以上の幸せはないですよね。ちゃんと必要な人に使って欲しいのですが、そうならないことは腹ただしい限りです。
税金は別に多く払ったからといって褒められるわけでもないので、必要な分だけ税理士に計算してもらって払えば良いのです。逆に節税を提案してくるような税理士は、変更することをお勧めします。節税など基本的に出来ないのですよ。そんなテクニックはこの世にはなく、節税行うと必ず「脱税」になり、会社倒産の原因になりかねません。「脱税」に限らず、税務署ににらまれる経費の使い方の例を示しましょう。
利益が多かった年に、法人税を下げたいと思って、「節税」しようと期末になると大量に仕入れを増やしていませんか?これまったく意味がありません。「脱税」にすらなりません。だって無意味ですから。
売上原価は売れてから始めて経費になりますから、現金が在庫になるだけで節税にはなりません。しかも資金繰りが悪化するだけなのでやめましょう。よくある勘違いです。利益の出た年に、来年の分の材料を仕入れてしまおうとする社長。これは愚かな行為です。
ただし、為替差損や材料費高騰を気にして、先買いをするという場合においてはこの限りじゃありません。しかし、期をまたいでの仕入れは、基本税務署の目をつけるところとなりますので、きちんと理由が付けられるように証拠を用意しましょう。
よくあるのが、出張手当。社長が出張した時に支払われる手当が、社員より高いことはよくあることです。しかし、規定がそもそもないのに、出張手当を支払うのは「脱税」を疑われます。会社の利益を減らそうとする行為は脱税になりますよ。出張をした記録も残さなければなりません。
個人的には、そもそも出張をしたことによりなぜ手当が支払われるのかが、理解できません。バブルの残り香じゃないですか?意味不明です。社員としたら既にサラリー、役員だとしても役員報酬が決まっているじゃないですか。その仕事の範囲での出張ですよ!なぜ特別な手当てが要りますか?会社として出しても、食事代くらいじゃないですか?当然交通費や宿泊費は別途会社が出すのは当然です。
しかも、社長の宿泊がスイートルームである必要はないですよね。ビジネスホテルで十分です。スイートルームを借りている時点で、愛人と一緒とばれます。
交際費や会議費も「脱税」の温床です。スタバで会議をしたって、誰と?それって、友達と行ったんじゃないの?家族と行ったんじゃないの?彼女と行ったんじゃないの?これは必ず疑われます。会議費など、計上されることはほぼないと思ってください。そんな勘定科目は不要なのです。
交際費は年間800万円まで計上が可能となっているため、勘違いしている社長が多いです。年間800万円までは経費を使い放題と、役員報酬プラス800万円の経費という自分が使える報酬だと思っている人は、完全な「脱税」経営者です。いつか報いを受けます。
そもそも、交際費で毎週寿司を食べに行くってあり得ますか?誰を連れて行っているんですか?いまの時代、そんな接待をしなくても仕事は取れますよ。むしろ、大企業はそんなのがばれたら、会社にいられなくなりますよ。バブル時代の残り香ですね。確実に税務調査で引っかかります。はい「脱税」決定!
車も多いです。わずか100万円の節税のために、なぜ1千万円のベンツを買うんですか!結局キャッシュフロー的には1千万円のマイナスじゃないですか!税金を100万円納めていれば900万円は手元に現金が残ったのに、それで運転資金を金融機関から借りていたら、「脱税」だけじゃなく、もう詐欺ですからね。税務調査で一発アウトですよ!そもそもドイツ人は、日本に仕事を全くくれない、保守的な人種だ。ドイツ車など一生買うことはあり得ないですね。欲しくもないですしね。
贈答品も怪しいですよね。お客様に贈ったはずの物。社長の家にあったらアウトですよ!愛人宅に贈る人も多い。これも調査すれば簡単にわかりますからね!顧客名簿に愛人住所が乗っていない時点で「脱税」決定です。贈答品は他社の手を通るので、調べるのは簡単です。すべて記録が残っている。
外注費も危ない。社内外注として働いている人はいませんか?タイムカードを押して仕事の指示もして、社員とまったく同じことをしているのに、外注扱いにしている人いませんか?だってあいつは個人事業主だから!そんな理論は国税庁には通りません。偽装請負(ギソウウケオイ)になってしまいますよ!消費税を減らしているってことがバレバレです。
外注費は仕入控除で消費税がマイナスできますが、給与には消費税がかかりませんので、消費税を減らすことが出来ません。しかも社会保険も払う必要がないので、社内外注扱いにしてしまう。これをすると会社はかなりお金が楽になるんですね。でもまず、税務調査で疑われますよね。消費税と社会保険の二重「脱税」やらないでくださいね。
多くの社長が行うゴルフ代。経営者仲間と行ったゴルフ代は交際費になりませんよ!ましてや愛人と行ったゴルフ代なんて絶対認められませんからね。ちゃんと自腹で楽しんでください。そもそも愛人と楽しんじゃダメですよ! 「脱税」と不倫で人生終わりです。
現金で支払う必要のないものは、なるべくカードや振り込みで銀行を通しましょう。本当に買ったの?帳簿には詳細が書けないから、レシートが残っていないのは、会社で必要な物以外も一緒に買っていない?そう疑われても仕方ないです。
SUICAなども物が買えるので、電車に乗ったら必ず履歴を印字しましょう。証拠がないものは、すべて「脱税」ですよ。
現金は「脱税」の温床です。記録が残らないからです。第3者が証明してくれるお金の流れにすべきです。売上を現金でいただくというのは、時代錯誤です。そのまま自腹にしても、誰に証明ができますか?きちんと銀行振り込みをして、手数料を支払って銀行を儲けさせましょう。それが安全を買うということです。
ネットでの買い物も「脱税」の温床です。アマゾン、モノタロウ、アスクルなどのネットを利用して、必要な物を買いながら、個人的な物を一緒に買うことが可能です。しかも、何を購入したのか?アマゾンなどに情報開示を求めるのは極めて面倒です。購入の履歴やメールをきちんと保存しておきましょう。
ここまで長々と「脱税」内容について書きましたが、判断に迷った時は実に簡単な基準があります。社員が同じことをしても、認められますか?この質問を自分にして下さい。それでも、認められるようなら、第3者を納得させられる証拠を用意してください。それが出来なければ、すべて自腹で行うべきです。
しっかり仕事をして、納税をして、会社をお金持ちにしましょう。そして、役員報酬を上げるのです。その方が効率が良いし、とても楽しく仕事が出来ます。目先の「脱税」より来年の役員報酬です!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ