「助言」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
人に「助言」を求めるのは大事なことだ。一人で考えていても煮詰まってしまう。間違った方向へ進むくらいなら、「助言」を求めて、方向性を修正すべきだ。それがコミュニケーションというものだ。
だが時々、「助言」をもらうことが目的になる人がいる。色々な人に同じ内容を聞きまくり、結局は、自分の望んだ「助言」を言ってくれる人を探している人だ。こういう人は非常に困る。
例えば、上司がパワハラでとても嫌いだ。という相談をしている人がいたとする。助言を求められたAさんはこう言った。
A「きちんとパワハラの証拠を集めて、会社の相談窓口へ行った方がいいですよ」
しかし、その回答は望んでいた回答ではなかったため、反論をした。
「相談窓口なんてダメですよ。そのパワハラ上司ににらまれたら、窓口の人間も私のことなんて守ってくれませんから!」
A「そうなんですか?既に相談はされたんですか?」
「どうせ無理だからしていません」
A「・・・(なんで?)」
次に助言を求められたBさんはこう言った。
B「弁護士を雇って訴えましょう!そんな奴許しちゃダメですよ!」
しかし、その回答も望んでいる回答ではなかったため、反論をした。
「弁護士なんて雇う金はないし、気持ちの問題なんだから、証拠なんてないですよ!」
B「ICレコーダーにとったりして見ては?」
「そんなの見つかったらどうするんですか?あなたは自分がその立場になったら、怖くないと言い切れるんですか!」
B「いや・・・じゃあどうすれば?」
次に助言を求められたCさんはこう言った。
C「それは大変な思いをされましたね。分かりますよ。怖くて何も出来なくなってしまいますよね」
「そうなんですよ!」
ようやく望む回答を得たその人は、その助言に必死にすがった。
C「そんなひどい上司はクビにして欲しいですよね!」
「そうなんですよ!」
C「それじゃ、社長に直訴状を書きましょう!」
「えっ!?それは・・・」
C「あれ?何でためらうんですか?その上司を追い出したいんじゃないの?」
「いや・・・そこまでは」
困った、困ったと人に助言を求めているのに、自分の望む回答をしてくれない人には、反論までして、聞く耳を持たない。それでいて、共感を求めていただけで、是正のための行動に出ようともしない。結局、この人は何がしたいのか?
単に「助言」と称して、愚痴を聞いてくれる人を探していたに過ぎない。正直、パワハラ上司よりも、会社にとって不要な人物です!
ちゃんと真面目に働いている社員にとっては、このように自己中心的で、自分のことだけ見てもらおうとする、子供と変わらない社員は、非常に迷惑だ。
出来れば、どこか他で活躍して欲しい。この会社には、もう居場所がないのだから。そういう人には、はっきりとその旨申し上げ、活躍できる別の会社探しを、一緒に行った方がお互いのためだ。私がこの人に「助言」するなら、単純に。
「あなたのもっと輝ける活躍の場を一緒に探しましょう!」以上だ!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ