「財源」

第1,285回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 よく何を行うにも「財源」がない。と嘆く。会社は財源がなければ、借りる以外にない。借りたところで、返済も大変だし、返せないときが怖い。そう思う人が多い、だから借り続ければいいのだ。
 今度は、こう言うと多重債務のようだ、と言うのである。確かに、借金を返すために、次の借金をしているのだから、そのように思われても仕方ない。しかし、借金と同じだけのお金が回っていれば、それは正しい借金なのだ。無駄な高級車などを買ってお金を溶かしていなければ、運転資金としては借り続けるのが「正しい」!

 しかし、日本国政府の場合、税金は「財源」ではありません。「えっ!違うの?」と驚かれたことでしょう。これは視点の問題です。
 小学校で習いましたよね。みんなから税金を集めて、学校や道路を作っていること、この教育そのものが、大きな間違いだったのです。
 地方自治体は、小学校で習った通り、税収が「財源」であり、みんなから集めたわずかなお金では足りず、国の補助を受けなければ成り立ちません。
 ところが、国の場合は通貨を発行できるので、税収だけが「財源」ではないのです。こういうと必ず反発があります。通貨を発行し過ぎると、ハイパーインフレになって円の価値が下がる!国債が暴落する!戦時中のように紙幣は紙くずになって、買い物するのにリュックに紙幣を入れて買い物するほどだ!と。
 では問いますが、いまは戦時中でしょうかね?戦費を借り入れるために、外貨を借り入れたのなら、ハイパーインフレもデフォルトもあるでしょう。
 日露戦争の借り入れを80年かけて利息を付けて日本は返済したのです。世界でこのような国は唯一日本だけなのです。つまり、世界で一番信用が高いのが、日本人であり、日本円なのです。ドイツは途中で借金返済が出来なくなり、第一次世界大戦後も、第二次世界大戦後も借金を減らしてもらっていますからね。
 国債を発行し過ぎると、円の価値が下がるというなら、やってみればいいのです。私はそうはならないと確信していますよ。まあ、そうなると確信している人と同じようにね。現状で手をこまぬいている人より、現状を変える方が良いですよね!だって、いまの日本は不景気ですし、良くない状態が35年も続いていますよね!いまの延長線上に、明るい未来はないですから、違った政策を行うのが正しい判断です。

 会社では借金をしなければ、投資など出来ません。投資をしなければ大きく儲けることもできませんし、チャンスを逃してしまいます。だから、運転資金を借りるのはごく普通のことです。運転資金も借りないで、無借金経営を行う方がリスクが大きいことは、会社経営をしてみればすぐに分かることです。
 売上が増えれば、必要なお金は増えるのです。会社の規模が大きくなれば、必要なお金は増えるのです。そして、納税額も増えていくのです。運転資金も大きくなるので、借入金も増えていくのです。だから、トヨタは21兆円も借り入れをしているのは、会社の規模に比例しているのです。その借金をやめてしまったら、当然新車開発など全くできなくなってしまうのです。それは国だって同じなのです。

 国の「財源」としては、税収もいいでしょう。他に国債発行がありますが、これを中央銀行である日銀が引き受けている限りは、海外資本に買われていないので、日本国内でお金が回るだけのことです。要するに、「通貨発行」になるのです。これができるのは、唯一国だけが認められている信用と特権です。だから、国債発行は借金ではないのです。そして、通貨発行を「財源」にするのは正しいのです。
 そして、運転資金を「通貨発行」でまかなえば、「財源」など気にする必要もないのです。現在の日本の状況的には、通貨発行を「財源」としても何ら問題がないのです。
 コロナで国債発行を増やしたことで、国際価値が下がった国がありますか?日本をはじめ、欧米諸国すべてが仕事が出来ない人のために多量の国債を発行しましたよね。それにより、国債価値が落ちてハイパーインフレになった国はありません。アメリカのように、その金で国民が買い物をして、港があふれかえったニュースを覚えていますよね?つまり好景気になって、普通のインフレになったのです。
 国債を大量に発行して国民に配れば、好景気になることが証明されたではないですか?日本はケチってたったの10万円しか配らなかったので、好景気にはならなかったのです。だから日米の金利差が生まれて、上がり過ぎていた円が円安になってくれたのです。国債を「財源」にしても良いのですよ!四の五の言わずに一度行ってみれば良いのです。行動しなければ結果は出ない。机上の空論を恐れている人は、非生産的なのですよ!
 それと真逆の主張を多くのメディアが行うため、多くの国民が騙されているのです。それは記者クラブから締め出されないための忖度であり、財務省の手先に成り下がっているのです。
 当然、財務省から政府顧問に推薦してもらえる経済学者も、ウソの理論を言っているのです。自分の信念より、自分の地位や名誉と金を優先している、さもしい人間なのです。そんな大学教授の話など、信用に値しない。日本中を非正規社員にした竹中平蔵は、慶応義塾大学の名誉教授ですからね。もう、何も信用しない方が良いという証左でしかない。
 日本人はかくも財務省に命じられたままにしか報道しない、メディアに騙されているのです。「財源」など論ずる必要はないのですよ!通貨を発行すれば問題は解決するのです。増税がしたい財務省に騙されてはいけない。それを知らないなんて、本当に恐ろしい現実だと思いませんか?

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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