「先輩」
第1,377回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
先輩経営者の話しを聞く機会に恵まれた。父と同じ年齢なので、大先輩だ。一部上場企業をやめた経緯や、創業してからの苦労話しはとても興味深い。世の中には多くの失敗と紆余曲折をした人が本当に多いことに驚かされる。
大手に勤めていた時に原価を知っていたことで、他社よりも9割も安く物を売ったら、明け方の暗いうちから長蛇の列ができていて、メチャクチャに売れた。そこまでは良くある話だが、次の日に同業他社から会社に生卵や石を投げ込まれ、玄関のガラスを割られてしまったとのこと。事務の女性が怖がって警察を呼ぼうとしたのを止めて、それを宣伝に更に売ったそうだ。その行動そのものがぶっ飛んでいますよね!本当に、いまの経営者はスケールの小さな人が多いし、政府も消極論しか出てこない時代になった。
業績不振になると、すぐにリストラと言って人を切るけれど、やるべきことは本当はそこじゃないのだ。
一番最初に行うべきは、顧客の創造だ。どうやったらお客さんを作れるか?借りられるだけお金を借りて、どこに投資すべきかを考えるのが正しい。経営とは、できることを考えるのではなく、どうやったら理想の状態に出来るかを考えることだ。消極論など言う者は、どんどん経営から外した方が良い。
そして値決めを見直すのだ。仕入れを見直すのだ。全員で出来るだけ売るのだ。そして最後に、人員整理を考えるのだ。順序が逆なのだ。それはすべて数字で証明ができることなのに、すぐにリストラを考えるような経営者は、会計力がないので経営者の器にないことがすぐさま証明される。
「先輩」の話しを聞いていて、本当にそう思った。高度経済成長期のバブルの時代だからで来たのではない。いまも人は変わらないのだ。リーダーにやる気がないだけのことだ。人より先に進み、他人を引っ張るべき人が、理想を追わずして誰もついてくるはずもないのである。あなたは、そんな尊敬できる「先輩」を持っているか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ