「本音」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
会社に面接に行くと、誰もが用意していた回答をする。だから、本音はそこにない。社長はそれを知ったうえで採用をするし、知ったうえで従業員をどう動かすかを考えなければならない。そこが経営の醍醐味の一つだ。これが嫌いな人は、経営などやめてしまえ!
私:「我が社を選んだ理由は何ですか?」
面接者:「御社の理念に感動したからです!」
面接者:「御社の技術に興味がありました!」
そんな用意していた回答など、面接が終わって緊張がゆるんだらすぐに忘れてしまう。次の日にもう一度
「一次面接は通過です。次は筆記試験になります。ああそうそう、もう一度我が社を選んだ理由を教えてもらえますか?」
と聞くと、相手はしどろもどろになる。まあ、大抵は不採用だ。
たまには本音の人がいても良いと思う。だって、従業員になろうとしている人は畢竟(ヒッキョウ)、生活のため、お金のために仕事を探しているのだ。まずは、お金が目的で何が悪い。何も悪くない。それがなければ何も始まらないのだから、本音で話してくれて構わないと思う。
しかし、会社はお金が目的ではない。会社それぞれにある目的の手段として、お金が必要なのだ。だから、お金が目的の従業員を、会社の目的に向けられるかどうか?やりがいと、生きがいを手に入れられるかどうかは、社長次第ってことだ。
だから、社長も「本音」で面接に向き合うべきだと思う。「本音」で従業員に向き合うべきだと思う。そこに隠し事があるから、信頼しあえないのだ。格好を付ける必要などない。自社の小ささ、恥ずかしい部分まですべて見てもらい、入社後に「こんなはずではなかった」と思わせないことが、離職を防ぐ良い方法だ。
「本音」を語る人は少ない。だからこそ、価値があるんだけどね。それを知っている人は少ない。実行する人は、もっと少ない。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ