「悪習慣」

第1,340回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 人は「悪習慣」になったものは、なかなか直せない。会社も同じだ。商習慣として行っていたことが、悪いことだったなんて疑いもしない。だって、最初に仕事を覚えたときに、そうするように言われていたから。という思考停止状態が起こるのだ。
 手形での支払いは商習慣として行ってきたので、別に悪いことだとは思っていない。だって仕事を出してやっているのは、こっちだぞ!という「悪習慣」だ。
 外注への支払いにおいては、振込手数料は請求金額から引く。仕事を出してやっているのは、こっちだぞ!という「悪習慣」だ。
 下請け企業への金額を指値で行わせるのは、法律違反だ。ところが、ここでそれを指摘したら、次から仕事がもらえなくなる。そうして、泣き寝入りをする中小企業が多いのが現実だ。それでも法律を振りかざしたら、本当に仕事は来なくなるのだ。こういう報復行為も法律違反なのだが、「値段が合わない」「品質が悪い」とケチを付ければ、報復にならないので、結局下請け企業が泣き寝入りしている。このような「悪習慣」は断ち切らなければならない。
 1年以上仕事をくれなかった会社の上司に電話をしてみた。すると、「手形を絶対に受け取らない!」と経理部長と交渉し、現金で受け取った経緯から、我が社を警戒して仕事を出さないことにしていたとのこと。正直に話してくれたのはうれしいが、間違っている行為をしているのがどちらなのか?「悪習慣」に染まっている人には判断がつかなかったようだ。とても残念なことである。
 正しいことをしている方が、日本では嫌われるものなのだ。それは「悪習慣」としか表現方法が思い浮かばなかったのだが、自分の頭で考えることなく、「悪習慣」に流され、思考停止していしまう人が多いと思った。実に残念なことである。これで、公正な取引が出来ていると思い込んでいるところに、この国の大きな闇を感じる。お金を払う側が偉いと思い込んでいる人は皆、気を付けた方が良い。その闇に飲まれたら、簡単にはキレイにはならないですよ!あなたの心は闇に沈んでいませんか?

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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