最近の私を動かしているちょっと素敵な本
こんにちは。こころです。
今回は、停滞していた私を一気に前進させた本をご紹介したいと思います。
ブログも、実はこの本のおかげで書き始めています。
■何をやっても長続きしない
■好きなことをやってても、うまくいかないし楽しくない
■夢中になれるものが見つからない
■他の人が何かに夢中になっていたり成果を出していたりするのを見ると羨ましい
■他の人の作品がすごくて、自分が今更始めても…と思って何も動けない
うつ病と相まって、ずっと趣味という趣味がなくずるずる社会人生活を送っていました。
音楽は好きですが、「好き=夢中」になれず、何をやってもなかなか本気になれませんでした。
そんな中出会って私を少しずつ変えている本があります。
「何をやっても長続きしない人」の悩みがなくなる本
心理カウンセラー 石原加受子さんの書かれた本です。
タイトルや表紙は少し簡素な感じがしますが、中身はとても詰まった本でした。
現に、ずるずる何もしてこなかった私が、ブログを立ち上げ3日坊主とは程遠く毎日夢中にやっているところまで来たのですから、読む人によっては影響を強く受ける本だと思います。
この先は簡単に内容の説明をさせていただきます。(ネタバレになりますので、読みたくない方はこちらまででお願いします。)
■まず、「中途半端」とは?
1.誰かと比べてばかりで自分のことを否定していませんか( あの人はこんなすごいのに私は何もできてない。 )
・客観的になれば自分のやってきたことも実はすごい。まず自分を認める。
・自分の欲求や希望に素直になる
・他の人と張り合うのも時と場合によっては大事だけど(例:スポーツ)、差があまりにも大きいと敗北感からやる気がなくなるのは当然。
(私が音楽に本気で打ち込めないのはまさにこれです。新しいことを始めるにもこれが常に根底にあり始められないことに気づかされました。)
2.耐えること、我慢は美徳と思っていませんか(例:新卒はまず3年)
我慢は美徳とされがちですが、悪い継続(例:ブラック企業で耐える)は、「耐えた」という功績を得られても、心身に悪い結果をもたらします。
いい継続(ポジティブなサイクル)を続けた人と、悪い継続を続けた人の3年後の結果の差は歴然ではないでしょうか。
まず、辞めたいことに素直になる、自分の気持ちを認めることが大事。「中途半端」は悪いことではないと石原さんは言います。(私もそう思うようになりました。)
3.そもそも中途半端ではない状態とは?(例:「英語を完ぺきに」とはどの状態?)
どうなれば「中途半端ではない状態」「ここまで来たら達成」というのを具体的に持たずに「中途半端だ」とおっしゃる人は多いようです。ご自身に厳しいようです。
他人と比べながら、自分に厳しく、ゴールのないゴールを目指している状態は幸せになれないと石原さんは言います。
4.どうやったら「中途半端」の呪縛から抜け出し幸せになれるのか
・辞めたい気持ちに素直になる(辞めたいのは、何かが違うと感じている証拠)
・自分はこれが好きなんだ、嫌いなんだを認識するように努める(実際は自分の感情を敏感に察知できない人が多い)
・ポジティブの感度を高める(例:AさんとBさんが同じことを達成しても「Aさん:できた!」と「Bさん:まだまだ」と感じるのでは、Aさんの方がポジティブで自己評価が上がる)
・感度が上がりポジティブな選択肢を連続的に選べるようになれば、自分の心に沿った選択を続けられるいいスパイラルが生まれる
・「自分の心を満たす喜び」(p235)と「意志を持つ心地よさ」(p237)を感じると、「自己信頼」が高まる(p238)
・「中途半端はいけないこと」という考えを辞める
・他人はもちろん、自分と競うのを辞める(自分に厳しい言葉をかけすぎない。例:また失敗した、とバカにすると長続きしないのは当然)
・中途半端は未来の種と考える(過去に中途半端にしていたことが、将来役立つかもしれない)
5.それでも「中途半端は嫌、長続きさせたい」というときは
・途中でやめることが大事(例:テレビ番組もいいところでCM)
・疲れる前にやめる(疲れると苦痛の実感が記憶されてしまう)
・「またしたい」という気持ちのときにやめる(満足感や充実感を感じているポジティブな欲求があれば、強制せずに自然と長続きする)
約250ページの本をぎゅっとまとめたのでうまく伝わらない部分もあるかもしれませんが、概要はおわかりいただけたのではないかと思います。
石原さんはたくさん例を用いながら、わかりやすく説明してくださっています。
私の概要を読まれただけではなかなか行動に移しづらいと思いますので、ぜひ書店に行った際はお手にとっていただけるとよいかと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
お読みいただいている皆様にとっても、この本が皆様の背中を押すきっかけとなりますように。