製薬会社の最新情勢のご紹介!
<国内製薬会社>
日本には1200社以上の製薬会社が存在しますが、プライムに上場している有名企業は30社です。従業員が1000人を超える企業は、19社程度であり、他の製造業と比べて、規模が大きいわけではありません。その理由としては、日本の医薬品市場が縮小傾向にあり、従業員を増員していない為です。また、国内大手製薬会社の売り上げは、国内より海外の方が高くなっています。
<2024年度版 国内製薬会社 売上ランキング>
<世界の製薬会社>
毎年、世界の売り上げランキングでは、ロシュ、メルク、ファイザーが大体上位を独占しています。日本1位の武田でさえ、世界レベルでは13位なのです。また、アメリカの製薬会社が上位を独占しています。
<2024年度版 世界全体での製薬会社 売上ランキング>
<製薬会社の面白いところ>
① 医薬品業界は、研究開発費に投資する金額が膨大です。
例えば、売上ランキング2位のメルクでは、305.31億ドルも開発費用が掛かっており、売上高の半分くらいを占めています。(2024年) これは、メルクだけでなく、他の会社でも同様の傾向があります。新薬開発の成功確率は物凄く低い(見方にもよりますが、イメージ10%ぐらい)ので、開発投資が成功するかは少し博打ですね。。。
② 国内の大手製薬会社のほとんどは、海外に拠点を持っており、海外での営業に力を入れています。医薬品が承認に至るまでには、研究と開発というものがありますが、昨今は主に海外拠点がリードして実施しています。例えば、武田薬品は日本が本社となりますが、海外の拠点が研究・開発をリードしています。つまり、海外拠点との英語でのコミュニケーションは非常に重要となり、研究・開発領域では、特に英語を話すことができる人材が重宝されています。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!また、次回もよろしくお願いします!
からすま