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『おもちゃ大陸プトラパトラ』最終話の答え合わせ
【WARNING!】
この記事には『おもちゃ大陸プトラパトラ』終盤のネタバレが含まれています。
はじめに
皆さまこんにちは。
さて、皆様は『のりものスタジオ』の番組内ドラマとして放送されたミニドラマ『おもちゃ大陸プトラパトラ』を紹介した記事を覚えていますでしょうか。
この記事の中で、ぼくはリアタイ当時の最終回のオチが正しかったかどうか検証する旨について記していました。
リアタイ当時のぼくの記憶が正しければ、最終回は「砂になって滅亡寸前のおもちゃの国を「おもちゃが大好き!」という言葉を連呼して救う」というあらすじだったはずなので、その記憶が約25年越しに正しいものであるか、楽しみにしていてください。
記事投稿から毎週お話を追っていって約5ヶ月。
覚えている話もあれば、記憶から抜け落ちていた話もありました。
そして今日。
数時間前に最終話の公式配信がアップロードされたので、改めて約25年前の記憶が正しかったのか検証していきたいと思います。
最終話と関連する話のリンクを埋め込んでおきますので、各動画を見ながらご一読ください。
あらすじの答え合わせ
1.最終回でおもちゃ大陸が滅亡の危機に瀕する
A.ほぼ正解。
厳密には3話前の49話から滅亡の兆候が現れ始めています。
但し、この作品は尺の都合上、概ね4~5週の話で1エピソードが構成される形となっています。
49話~52話がラストエピソードに当たるので、広義の正解と言っても良いでしょう。
2.おもちゃ大陸の街やプラレール・トミカが砂になって消滅していく
A.正解!
49話の時点で街が砂になって消滅するシーンが描かれています。
CGの使い方に2000年代初頭の空気を感じますね。
3.おもちゃ大陸が滅亡の危機に瀕した理由
→子供たちがおもちゃから卒業したから
A.不正解。
正解は「子供たちがおもちゃを大切にしなくなったから」でした。
その結果、おもちゃが好きな子供達が持つドリームパワーが弱まり、おもちゃ大陸が滅亡の危機に瀕することとなったのです。
「子供たちがおもちゃから離れる」というざっくりとした概念自体は合っていましたが、詳細がかなり違いました。
よい子のみんな向けの番組で、「おもちゃから卒業する」という要素を持ち込むのはシビアすぎますね。
4.魔法使いの女性2人が、主人公の子供達に助けを求めてくる
A.魔法使いの女性(プトラとパトラ)が2人いたのは正解。
但し、最初に滅亡の危機を直接伝えたのは彼女達ではなく、おもちゃの王様(当時発売されていた幼稚園バスのトミカに王様のコスプレをさせたもの)でした。
(49話のサムネイルに写っているのが王様です)
また、魔女そのものは1つ前のエピソードである45話から登場していたのですが、最終回直前までパトラしか登場しません。
その結果「あれ?2人いるのって記憶違いだったっけ?」と不安に思う羽目に。
50話でようやくプトラの存在が示唆され、記憶が間違っていなかったことにホッと胸をなでおろしました。
5.滅亡の危機を救うには、火山のようなところに行く必要がある
A.目的地が違うので不正解。
正しくは火山ではなく、レインボーフォレストという場所にある塔(兼魔女の家)でした。
とはいえこの後の展開を踏まえると、火山と勘違いしていて覚えていても仕方がないのかもしれません。
6.何とかして火山にたどり着くも、おもちゃ大陸を救う方法が誰も分からず、子供たちの仲間のトミカやプラレールも砂になって消えてしまう
A.あらすじ自体は正解!
・・・だったのですが、消えるときの細かい描写が記憶と大分違いました。
当時の記憶:トミカやプラレール達がどうにか砂になる現象に抗おうとする⇒耐えられず全員でお別れの挨拶をして一気に砂になる
実際①:お別れの挨拶はキャラクター1人1人が個別に行っていた
実際②:お別れの挨拶⇒砂になるの間に、子供たちが魔女に助けを求めるカットが挟まっていた
実際③:プラレールの面々は回り道をしていたので、そもそも砂になるシーン自体がなかった
こうして比べてみるとだいぶズレがありますね。
そもそも登場するキャラクター達も、前作『冒険アスファル島』から登場する前半の主人公(ゼットとポット、シュッポ)は覚えていながら、後半の主人公(ビートやマックス隊長、のぞみくん)の存在は完全に失念していました。
のぞみくんのプラレールは当時未発売だったので、そのせいで忘れていたのでしょうか。
(※500系のリカラー商品自体は前作のサークルタウン編に合わせて、「ニューシュッポくん」として発売済み)
7.悲しみに暮れる主人公たち。
そんな中、男の子が「おもちゃが大好き」とつぶやくと、火山が揺れ動く
A.先述の通り、火山ではありましたが、展開自体はこの通りでした。
8.魔女2人が「おもちゃが大好き」が世界を救う言葉だと子供たちに伝え、子供たちは「おもちゃが大好き!」を連呼。
⇒子供たちの言葉に合わせて火山が噴火し、飛び出た虹のエネルギーによって砂になった町や仲間たちが次々と復活していく。
A.これも火山であること以外は正解!
特に「おもちゃが大好き!」と連呼するシーンは完全に記憶の通りでした!
振り返ってみると、「塔が地震のように揺れ動く」「虹のエネルギーが飛び出ておもちゃ大陸が復活する」という描写から、当時は火山だと認識していたのだと思います。
9.こうして子供たちの活躍によって、おもちゃ大陸は救われた。
めでたしめでたし。
A.おもちゃ大陸が復活するシーンで終わりではありませんでした。
まさかの最後の終わり方だけ記憶から抜け落ちていた痛恨のミス。
とはいえ子供たちの活躍が無駄になってしまうような終わり方では決してありませんでした。
どんなオチかは冒頭の公式配信を見て、あなたの目で確かめてみてください!
結論:だいたい合ってた
こうして書いてみると、25年前の番組かつ、再放送の形跡すら1度もなかった作品なのに、あらすじの大半を鮮明に覚えていたことが分かりました。
リアタイ当時は6〜7歳だったので、自分自身の記憶がかなり正しかったことに自分でもビックリしています。
おまけ①:結局分からなかったところ
ここで検証を終えたいところなのですが、実は一つだけ不明なまま終わったことがあります。
それは主題歌の存在です。
「リアタイ当時は影山ヒロノブが歌うOPがあった」と記憶しているのですが、配信版ではOPがカットされていたので、結局正解なのか不正解なのかすら分からず終わってしまいました。
歌詞に関しても「車車車、電車電車電車」「ガンガン走るのさ」という歌詞が含まれていたはずなのですが、全容は未だ思い出せず。
当時『のりものスタジオ』を録画したビデオテープが現存している方がいらっしゃれば、情報提供をお待ちしております。
【2024.7.20追記】
のりスタ公式で公開された全話イッキ見動画で、遂にOP映像を確認することができました!
プトラパトラに行く呪文からスタートする映像や「車車車、電車電車電車」「ガンガン走るのさ」という歌詞は、完全にリアタイ当時の記憶通りでした!
ただ、改めて歌を聴いてみた印象では、歌唱者は影山ヒロノブではなく高取ヒデアキが正しい思われます。
歌っている時の声質が近かったので、当時勘違いするのは無理もないでしょう。
おまけ②:なぜぼくはダッシュの存在を覚えていなかったのか
さて、前回の記事ではのりスタチャンネルで配信されているもう1つの番組内番組『スーパートレインがんばりダッシュ』について、「覚えてすらいなかった」という趣旨の記述を残していました。
それもそのはず。
この当時ののりスタはリアタイしていなかったからでした。
(プトラパトラ完結〜ダッシュが放送されるまでには若干のタイムラグがあったのです)
という訳で無事に全52話の配信を見届けることができ、リアタイ当時のワクワクした気持ちを思い返すことができました。
三十路に入った今でも、「映像に出てくるようなプラレールやトミカの巨大レイアウトを作りたい」という憧れや羨ましさは、何ら変わりません。
当時の映像をそのまま公式配信してくださったのりスタチャンネルのスタッフさんに、改めて感謝を申し上げたいと思います。
皆様も当時プラレールやトミカに親しみを持っていた記憶を思い返してみては、改めて1話から見てみては如何でしょうか。
最後に魔法の呪文を唱えて、この記事を締めくくりたいと思います。
ナンジャペトラ モンジャピトラ
ラタラポトラ プトラパトラ!