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君は『おもちゃ大陸プトラパトラ』を知っているか!?

皆様こんにちは、Kの特急です。
突然ですが、皆様は『おもちゃ大陸プトラパトラ』というドラマをご存知でしょうか。



パトラと言ってもこの人のことではない。
とはいえVに全く明るくない(ヴイアラを掻い摘んで見ているくらい)ぼくでも、この人が「事務所が持ってた権利を丸々買い取って独立した凄い人」ということは知っている。

閑話休題、今日はトミカやプラレールが大好きなオタクなら知っているかもしれない、『おもちゃ大陸プトラパトラ』について紹介したいと思います。


そもそもプトラパトラって何?

『おもちゃ大陸プトラパトラ』は2000年からテレビ東京で放送されていた『のりものスタジオ』(以下、のりスタ)の内のミニコーナーです。
ぼくと同じくらいの年齢のオタク(だいたいアラサー前後)なら、番組名でピンときた人もいるのでは?


違う!そっちじゃない!



そう!
500系新幹線のマスクを被った愛の舞踏家・ドン⚡️ファンが出演していた番組です!
もしかすると、自分が行っていた幼稚園に来てくれたというオタクもいるのでは...?

こののりスタという番組は、何回か改題を重ねつつも15年続いた長寿番組です。
初期の数年は『のりものスタジオ』の名の通り、よい子のみんなに乗り物を紹介する番組だったのですが、いつしかハム太郎のミニアニメなんかを放送するようになり、最後は『のりスタ』の「のり」が乗り物であるとわからないくらいには乗り物とは全く関係ない番組になっていました。
まるでどこかの法律相談所みたいですね。

プトラパトラは乗り物をメインコンテンツとしていた最初期に放送されていたドラマコーナーで、

  1. プラレールやトミカが生活するおもちゃの国が舞台

  2. 登場するプラレールやトミカは皆喋ることができる

  3. そんな世界で子役2人と主役のおもちゃが冒険する

というのが基本的な設定です。
おもちゃを使ったミニドラマという点では、同じタカラトミーのおもちゃである『冒険大陸アニアキングダム』のご先祖様のような番組ですね。

アニアキングダムでは既存のアニアに加え、作品オリジナルのキャラクターが商品化されていましたが、これはプトラパトラも同じ。
トミカやプラレールで発売されていた既存の商品をベースに、主役キャラクターのおもちゃが発売されていました。
見ての通り、現在では割とプレミア価格になっています。

先ほども述べたように、トミカやプラレールが住んでいるおもちゃの国が舞台なので、主役以外のプラレールやトミカも当然のように喋ります。
メインキャラクター以外は既存の商品をそのまま登場人物として使っているので、

  • おもちゃのカタログやビデオでしか見られない巨大なプラレールやトミカのジオラマが毎週見られる!

  • 持っているトミカやプラレールがキャラクターとして喋る!

という2点で、リアタイ当時はとてもワクワクしたものです。

突然の配信

そんなプトラパトラを、この記事で初めて知った人もいるでしょう。
リアタイ当時見ていてまた見たくなった!という人もいれば、トミカやプラレールがどんな風に気に喋るかが気になるから見てみたい!という人もいるかもしれません。
とはいえこれは約25年前の番組かつ、その中の5分台のミニコーナー。
何より当時ビデオが出ていたかどうかも分からない作品なので、今見ることは絶望的だろうと。
リアタイで見ていたぼくも最近まではそう思っていました。


が!



なんと!!!!!
Youtubeで公式配信されているではありませんか!!!!!

というのも、2週間くらい前にXでこんなツイートがバズっていたんですよね。

このツイートに書かれている「500系の格好をしたマッチョ」こそ、先ほど紹介した愛の舞踏家・ドン⚡️ファンのことです。
このツイートをきっかけに当時のことを調べてみたら、なんとのりスタのYoutube公式チャンネルがあるのを発見した訳です。

まさかこのような形で当時見ていた番組に再会できるとは、夢にも思いませんでした!
本当に奇跡でしかない!

週1更新&1話5分という気軽に見られる長さかつ、先週第2部の始まりに当たる29話が配信されたので、今からでも追うには遅くないと思います。
権利の都合なのかOPはカットされてしまいましたが、本編は当時の映像をそのまま視聴することができます。
トミカやプラレールで遊んでいた(今も遊んでいる?)小さい頃を思い出しながら、毎週見てみてはいかがでしょうか。

幻の1期

と、ここまでプトラパトラを紹介してきましたが、実はこの作品、テレビアニメでいうと2期にあたる作品です。

え?!じゃあ1期は?という人もいると思います。
1期もあるんです!

1期のタイトルは『冒険アスファル島』
こちらはのりスタの前身番組ともいえる『のりもの王国ブーブーカンカン』で放送されていました。
(ぼくらのようなアラサーのオタクからすれば、「ブーブーカンカン=『超特急ヒカリアン』が放送されていた番組」というイメージが強いかもしれませんね。)
プトラパトラの前半のメインキャラクターであるゼット(ダイハツ・ミゼットII)やシュッポ(「弁慶号」こと国鉄7100形蒸気機関車)は、この作品でも主人公を務めています。
しかし、ブーブーカンカンとのりスタは制作会社が異なる(前者には小学館が関わっていない)ので、残念ながらアスファル島は未配信となっている訳です。

こちらもプトラパトラと同様に、劇中の登場人物として活躍したプラレールやトミカが発売されていたのですが、

  • スーパーひたちの色替えで救急車を連結した(!?)スーパーあずさを発売する

  • 近鉄アーバンライナーの色替えでJR西日本のオーシャンアロー(とモーターボートを搭載した貨車のセット)を発売する

といった、なかなか強烈なインパクトを残したおもちゃも発売されていました。
一体何を食ったらスーパーあずさに救急車を連結するなんて発想が出てくるのか、ぼくは未だに気になって仕方がありません。
NゲージやHOゲージでこの奇天烈な車両を再現する鉄道模型のオタクがいたら、是非とも握手したいです。
これでも茶色い153系を阪急電車として売っていた頃に比べれば実車に似ているかもしれない

さいごに

こうして小さい頃見ていた番組に再会できた喜びをこのnoteに書き連ねた訳ですが、皆様が少しでも興味を持っていただければ幸いです。
リアタイ当時のぼくの記憶が正しければ、最終回は「砂になって滅亡寸前のおもちゃの国を「おもちゃが大好き!」という言葉を連呼して救う」というあらすじだったはずなので、その記憶が約25年越しに正しいものであるか、楽しみにしていてください。
(当然ながらぼくもこの番組を見るのがリアタイ以来なので、普通に間違っていてもおかしくはない)

おまけ

当時ののりスタ、プトラパトラ以外にも『ボブとはたらくブーブーズ』というイギリスのクレイアニメ(簡単に説明すると『きかんしゃトーマス』の働く車版みたいな作品です)が放送されていたのですが、こちらは権利の都合なのか公式配信されていません。
トーマスや『チャギントン』が今のよい子のみんなでも見やすい環境なので、こちらも日本語版の公式配信の機会があれば良いのですが、果たしてそれはいつになるのか・・・!

ブーブーズの代わりに(?)公式配信されているもう1つの番組内番組(『スーパートレインがんばりダッシュ』)は覚えてすらいなかったので、改めて1話から見直しています・・・。


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