kurashiruのリデザインやってみた
こんにちは、だゐです。
今回は料理レシピ動画アプリ『クラシル』のデザイン記事にチャレンジしてみました。あくまですべて仮説ベースで物事を進めていきます。
一応、リデザインはフリーなので挑戦させていただきます。
どんな価値提供ができそうか
最近ではコロナの影響もあって家で自炊することが多くなった僕はkurashiruをよく利用させていただいております。
恐らく、僕と同じように自炊をする人が増えているのではないでしょうか。更にいうと自炊をするのは自分が食べるためのみではなく、家族やパートナーと一緒に食べるために作ろうとしている人が多いと思われます。
ではどんな料理を最初は振る舞っているのでしょうか。アンケートによるとオムライス・ハンバーグ・肉じゃがといったオーソドックスな料理が多く寄せられていました。
ここでふと思ったのですがなぜ最初の料理はシンプルな料理を作ろうとするのかです。あくまでも定性的な話ですが恐らく、料理には失敗がつきものなので作るなら上達してからにしたい想い、家族の評価が心配で作るのに勇気がいる。といった感情から凝った料理ではなくオーソドックスな料理を作る。もしくは作れないことになるのでは無いでしょうか。
家族やパートナーへ作ろうと思う。この感情を更にプラスに持っていって評価の心配や失敗をしてしまうマイナスな感情をポジティブに持っていけないだろうか、という思いから今回は機能追加のデザインを作ろうと思った理由です。
kurashiruは初めて料理する人には優しくないかも
オーソドックスな料理を作りたい感情に対してkurashiruでは凝った料理が上位に来る傾向があります。
例えば「チャーハン」と検索したところ上位に出てくるのは「納豆チャーハン」「ツナチャーハン」です。
どうしてオーソドックスではなく凝った料理が上位に出るのか、メリットとデメリットをまとめてみました。(あくまでも個人的解釈です)
更に人気順で見ると1位がオーソドックなことからkurashiruとしてもオーソドックスが求められていることは承知なはずです。しかし上位に表示するためには課金してプレミアム会員になることが必須なためメリットのほうが大きいから、プレミアム会員の継続のためなど理由があるからわざと凝った料理を上位に上げているのかと思います。
今回の新規デザイン案はマーケット的な観点はあまり考慮せずユーザーの課題解決と価値提供にフォーカスを向けて作成したのでプレミアム会員の減少の懸念などは無視していただくようご了承ください。
初めて料理する人向けのデザイン案
既存のkurashiruに加えて初めて料理する人に特化した料理に対する自信を提供する機能を作ります。
デザインを追加するにあたり気をつけるべきポイントはサービスコンセプトから外れた機能を追加しないようにするということです。
kurashiruのサービスコンセプト
『きちんとおいしく作れる』
ここでいう「きちん」とはレシピ通りに作ることであると僕は勝手に思っており分量や火力、時間などをレシピ同様に合わせることにフォーカスしました。
さらに、誰かに提供することを目的としているのであれば一品だけ料理しては食卓が寂しいため一つ作ったら更にもう一品作るのも支援できたらいいなと思います。
まとめると今回のデザインコンセプトはこうなりました。
更にこの三つのコンセプトから考えだした新機能は『初めての料理を振る舞ったとき美味しいと思ってもらえるのを確証するレシピ。』です。
美味しいと思ってもらえるのを確証するためにシェフのお墨付きを利用することとしました。料理のプロが美味しいのを確証しているのであれば家族やパートナーの評価を多少は気にしなくても良くなります。
なぜ究極シリーズのレシピが究極なのかユーザーには伝わっていません。
この悩みを解決するために既存のレシピ欄のUIを改善しました。理由としては以下のとおりです
しかし、多少評価に対するマイナスイメージが良くなっただけではいけません。さらに解決する問題が「そのシェフお墨付きの料理をこの私が作ることが出来るのか」という悩みです。
そこで作れるかどうかの確証についてはレシピ動画内で提供することとしました。
さらにもう一品作って食卓の寂しさを無くすため調理したレシピに合うものを提供することとしました。
ここでのユーザーの悩みとしてはどんな料理が今調理した料理と合うのかが分からない事が挙げられます。
もともとのUIでは「こちらもおすすめ!」というタイトルで今見ているレシピに似たレシピを提供していましたが、僕の仮説でのユーザーは今見ているレシピが究極なのでこれ以外のものをおすすめとして提供してしまうと美味しいと思う確証が減ってしまうのではないかという考えからおすすめ欄からレシピに合う料理に変更しました。
期待効果
「本当に美味しく作ることが出来るのだろうか。」というマイナスイメージを料理経験が少ない人は持っています。この新機能ではシェフが最も美味いと思う調理法を真似することで、料理をする人に自信につなげ、料理に対する不安などのハードルを超えたことで更にもう一品と料理しやすい生活を目指すことを目的としました。
今回、リデザインを行いましたが更にグラフィックの面やマーケットの面まで考慮出来るとさらに説得力のあるリデザインに仕上がるのかなと思いますた。
今後の課題として自分の足らない部分がわかった今回のリデザインはやってみてよかったです。
今後もデザインを提供して感情価値や課題解決が出来る人になりたいです。
ここまで見てくださりありがとうございました!