自己紹介新年明けましておめでとうございます。皆さんはじめまして、きくです。 決済(ペイメント)分野の仕事を始めてから数年が経過し、2021年よりnoteで活動を開始します。 2週間に1度の更新を目標に、皆さんに随時アウトプットしていきたいと思いますので是非フォローください。 note開設のきっかけ本業を通じて習得したキャッシュレス関連の知識を皆さんに還元し、筆者自身も理解力とアウトプット力を高めていきたいと思います。 キャッシュレス化の波が日本に到来しました。 新型
皆さんお久しぶりです、きくです。 突然ですが、先日海外赴任の内示が出まして、2021年9月よりアメリカ西海岸のシリコンバレーに生活拠点を移すことになりました。 筆者自身、コロナ前最後に海外に行ったのがサンフランシスコ近辺だったこともあり、現在は期待と不安が入り混じった気持ちでいっぱいです (´・‿・`) 今回は少し短いですが、これまで執筆した記事を振り返ると同時に、今後についての所信を改めて述べたいと思います! これまで取り上げたテーマについて日本政府は国内のキャッシ
先日、六本木蔦屋書店にあるEVERINGの特設ポップアップストアに行ってきました! EVERINGとは、「Visaのタッチ決済」に対応したプリペイド(前払い式)の指輪型ウェアラブルです。 以前の記事で紹介したキャッシュレス決済サービスの全体図を再掲します。 今回リリースされたEVERINGですが、支払媒体は国内外での利用が可能な非接触IC(タッチ式)、支払方式は前払い(プリペイド型)となります。 非接触などの新しい生活様式をサポートする金融サービスであり、拡張性にも優
クレジットカードや電子マネーを持っていて、カード券面のデザインを重視する方は必見です! 先日CuCu Coversが提供する商品をオンライン購入し、その独創性に驚いたので紹介したいと思います。皆さんはご存知ですか? ■公式ホームページ ■公式Twitter https://twitter.com/cucucovers ■公式Instagram https://www.instagram.com/cucucovers/ CuCu Coversは、カナダにある州立大学の
はじめに国内におけるクレジットカード不正利用の現状と、我々消費者がお店で会計する際の本人確認方法についてシリーズ形式で解説しています。 初めて読まれる方は、以下①〜④の順で内容キャッチアップいただけると幸いです。以下リンクよりアクセス可能なので、お時間ある方は是非! シリーズ最終弾では、今後のキャッシュレス化にも大きな影響力を持つ最先端の認証技術を取り上げながら、お店の近未来の姿について考えていきます。 会計スタイルの多極化が近年顕著に現れている、コンビニやスーパーなど
はじめにクレジットカードを使って会計する際の本人確認方法をPOSレジ別に解説しています。 第4弾となる今回は、我々消費者が自ら商品登録から会計まで済ませる無人レジについてです! セルフレジとの違いは以前紹介した通り、顧客応対できる従業員がレジ付近に配置されているかどうかです。 突然ですが、屋外にある飲料自販機、コインランドリー、コインパーキングなどを思い浮かべてみてください。 1取引あたりの決済単価が数百円程度であることから、今でも現金しか取り扱えないのが普通と感じる
はじめにクレジットカードを使って会計する際の本人確認方法を解説するシリーズ。 第2弾は、ドラッグストアやスーパーマーケットなどで多く見かけるようになったセミセルフレジとセルフレジにおけるフローに詳しく迫ります。 前回は従業員操作レジを取り上げているので、まだ読まれていない方は以下リンクから是非! 支払選択画面上の「クレジット」ボタンを選択し、画面指示に従ってレジに取り付けられた決済端末を操作。 キャッシュレス対応したセルフレジの操作に慣れてきた方も多いのではないでしょ
はじめにキャッシュレス決済サービスの乱立化と同時に、対面取引における会計スタイルの多極化は近年のトレンドです。 前回記事では、日本国内におけるカード不正利用の実態について解説しました。まだ読まれていない方は、以下リンクより是非ご一読ください! 「人手不足により人件費が高騰する中でも、顧客満足度を最大化しながら収益を伸ばしたい。」 「コロナ禍における顧客と従業員の接触機会を抑えて、衛生面の向上を図りたい。」 「お店の混雑状況や人員配置に応じて、レジ業務を最適化したい。」
はじめに近年、キャッシュレス決済サービスの乱立化がメディアで大々的に取り上げられていますが、会計スタイルも多様化かつ複雑化しています。 「従業員操作レジ」「セミセルフレジ」「セルフレジ」「無人レジ」 これらは我々消費者がお店で見かけるPOSレジですが、商品登録、支払選択、本人確認などの操作手順はレジの種類によって大きく異なります。 中でも本人確認の種類や違いについて、気になっている方は多いのではないでしょうか。 筆者自身も、最近まで以下のような漠然とした疑問を抱えなが
はじめに会計時に財布を取り出す手間を省くために、クレジットカードを常にスマホケースに入れている方は多いのではないでしょうか。 筆者も現金をほとんど使わない派ですが、財布を持ち歩かない「完全キャッシュレス」な生活様式にはまだ移行できていません。 その理由の1つは非常にシンプルで、カードで会計をすると必ず紙レシートが渡され、紛失しないよう結局財布を取り出すはめになるからです。 そのほかにも、 お店によっては領収書とは別に、カード利用伝票も発行されるので2枚分の管理が大変。。
はじめに クレジットカード利用伝票(以下レシート)を徹底解説するシリーズ第4弾です。 このシリーズを初めて読まれる方は、①問題提起、②レシートのレイアウト、③基本編の順で内容キャッチアップいただけると幸いです。以下リンクよりアクセス可能なので、お時間ある方は是非! 本記事では、レシート上に表記されている印字項目をさらに深掘っていこうと思います。後半に進むにつれて、かなりマニアックな内容になっているのでご容赦ください (´・‿・`) クレジットカード利用伝票の印字項目 -
はじめに日本のキャッシュレス決済市場は、世界的に見ても複雑な進化を遂げてきました。 日本で総称される「クレジットカード」とは、VisaやMastercardといった国際ブランドが認可した後払い式の支払方法を指します。 国内では「クレジットカード券面にあるロゴ」として認識されている国際ブランド。実はデビット(即時払い式)やプリペイド(前払い式)カードの普及にも深く関わっています。 筆者は決済会社に勤務していますが、数年前までは国際ブランドをほとんど意識したことがなく、例え
はじめにクレジットカードで買い物をする際、会計時に誰もが必ず受け取るクレジットカード利用伝票(以下レシート)。 前回記事では、日本国内のキャッシュレス化を支えている決済端末と中継センターについて解説しました。まだ読まれていない方は、以下リンクより一読した上で続きを読むことをオススメします。 日本の決済インフラを支える利害関係者は数多く存在しますが、特に重要な各プレイヤーの役割を紹介した上で、本題に入りたいと思います。 業界の主要プレイヤーとネットワーク構造先ずは以下の相
はじめにクレジットカードで買い物をする際、会計時に誰もが必ず受け取るクレジットカード利用伝票(以下レシート)。 前回記事では、「据置型」の決済端末と「All In One型」の決済端末それぞれの特徴について少し触れました。まだ読まれていない方は、以下リンクより一読した上で続きを読むことをオススメします。 レシートに表記されている内容を具体的に取り上げていくにあたり、先ずはお店のキャッシュレス化を実現している据置型端末について簡単に紹介したいと思います。以降は、この端末をベー
はじめにクレジットカードで買い物をする際、会計時に誰もが必ず受け取るクレジットカード利用伝票(以下レシート)。皆さんはレシートに表記されている情報にどのくらい目を通したことはありますか? お店のPOSレジ(以下レジ)で会計が終わった後、 ①お店の不要レシート入れ(四角い回収箱)にその場で捨てる方 ②家には持ち帰るものの、内容は確認せずにゴミ箱に捨てる方 ③家計簿作成用に一定期間保管して、カードの利用明細と照合が終わったら処理する方など様々ではないでしょうか。 >余談ですが