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エッセイ(ハイボール)

 昨日、久しぶりに、家でけっこうハイボールを呑んだ。
 ウイスキーをレモン炭酸水で割って。
 3杯くらい。

 ...説明しよう!

 そう、昨日、健康診断が終わったのである。
 (ちょっと視力落ちてた...そして毎年、低血圧ですねって言われる)

 あと、理由はそれだけではなくて、じつは最近、家であまりお酒(晩酌)を飲んでいなかった。

 飲めなくなった、というより、
 なんだか、習慣的に飲まなくてもよくなった、というべきか。

 べつに酒なんか飲まなくても、ご飯はおいしいし、子供たちはかわいいし、夏の太陽はまぶしいし、大谷翔平はホームランを打つ。

 むしろ、酒を飲むことで缶のゴミも増えるし、金もかかるし、脳細胞も死ぬし、なんなん?という。

 でも、久々にけっこう飲んで感じたのは、お酒を飲むことで、自分のなかの『なにか』が剥き出しになる感覚がある、ということ。

 ふだんの、理性のある『一人の人間』の状態から離れ、解き放たれ、自由奔放な『一匹の哺乳類』に近づくような、あの快感。

 もちろん、それはときに危険で、飲みすぎてまわりに迷惑をかける(飲みすぎてあとで後悔する)、なんてことは世の中にゴマンとある。
 ※私も一度や二度ではない。道路で大の字に寝てたこともある…

 でも、よかれ悪かれ、だけれども、常識やルール、ストレスにがんじがらめにされた今の時代において、やはり(あくまで適量の!)お酒は、なくてはならないツールなのではないか、と思った。

 私の好きな孔子も、論語にて、
「酒は量無し、乱に及ばず」
(飲む量に決まりはないけどな、ほどほどにするんやで)

 と言っておられる。

 なにより、美味しいしね。
 最初の一口目なんか特に。

 というわけで、今夜も、ささやかな楽しみとして、
 ひっそりと晩酌しようと思います。

 見てくださった皆さんに、乾杯!

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