エッセイ(傘)
雨の日が続いている。
台風が日本列島を横断しようとしている。
雨に日になると、ふと、少し気になることがある。
『傘』について。
...進化してなさすぎじゃない?
と。
携帯電話、時計、自転車、メガネなどなど。
その他もろもろの、身の回りの家電や生活必需品などのツールは、それなりに進化してきた。
機能追加されたり、形を変えてコンパクト化されたり。
しかし傘に関しては、ずーっと前から、
おなじ姿かたちをしている気がする。
機能的にも、ボタンを押して、パッと開く。
ずーっと同じ。
違いがあるとしたら、普通のやつか、折りたたみか、くらい。
ネットで探せば、多機能で変わった傘もあるのがしれないけど、イマイチ世間に定着はしていないと思う。
ということは、やはり今の傘が、最終形態であり、最後まで進化しきった姿なのだろうか。
...本当にそうだろうか。
自分なりに、新しい『傘』を考えてみる。
例えば。
・GPSがついていて、スマホで置き場所がわかる。
・足元まで濡れないように、傘の端っこにスダレがついている。(開くとちょうど鉛筆みたいな形をしている)
・折りたたみ傘にヒモがついていて、折りたたむと、それ自体が小さなカバンみたいになる。
とか。
...うーん、微妙。
やっぱりまだ、今の傘でいいや。
でも、私が死ぬまでに、世界をひっくり返す画期的な傘を誰か発明してくれないだろうか。
(イーロンマスクあたり)
そんな妄想をしながら、傘を持って、もうちょっとしたら出勤しなきゃなーと思う、気だるい朝なのでした。