スタートアップのエグジットの主流はM&A
スタートアップ(ベンチャー企業)に投資した投資家のエグジット(EXIT:投資回収)として、2023年のM&Aが5%増の123件となったようです。
※フォースタートアップ
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ベンチャー企業のエグジットはIPOをイメージする人が多いかもしれませんが、かなり前からM&Aが主流でした。エグジットとしてM&Aを選択する理由は以下のような理由です。
IPOには時間とコストが掛かる
非上場ベンチャーの株式価値が高くなった
IPOの準備に資金と時間を掛けるくらいであれば、開発に資金と時間を掛けた方が生産的だと考えるのは自然な流れでしょう。
また、IPOしても株式価値が高くなるかというと必ずしもそうではありません。非上場のままでも株式価値は十分に高いので、「非上場の株式価値が最も高かった」というベンチャー企業もあります。
M&Aが増えたとはいえ、それでもIPOは主要なエグジットの手段です。エグジットとしてIPOがなくなるわけではありません。
ただ、今後はエグジットにおけるM&Aの比率がもっと高くなっていくのではないでしょうか。
【参考書籍】