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ベトナムでも「砂糖税」の課税が検討されているようです

日経新聞によれば、ベトナムで「砂糖税」の導入が検討されているようです。この砂糖税は、具体的には砂糖入り飲料に対する課税です。
砂糖税は日本では馴染みのない税金ですが、世界では有名です。

日本は肥満率が低い国です。しかし、他の国は違います。
観光で日本を訪れる外国人を見てください。みなさん、ふくよかな体型をしていますよね。
欧米からの観光客はほぼ肥満体型です。東南アジアからの観光客も肥満です。
世界には肥満が溢れています。

さて、砂糖税は別名「肥満税」とも呼ばれる税金です。
砂糖税が他の税金と違うのは、税収を得ることを目的とはしていない点です。
砂糖税を導入することにより、肥満につながる食品・飲料を避けるように消費者を誘導します。肥満率を下げることにより健康増進を促す、それが目的です。
こんなイメージです。

砂糖税のイメージ

砂糖税(肥満税)は、1940年にフィンランドで導入されたのが最初で、今では100か国・地域で導入されています。東南アジアではタイ、マレーシア、フィリピンなどが導入済みです。インドネシアも2025年から導入する計画です。

ベトナムの貧困率は、1993年には58%だったのが、2021年には2%に低下しました。裕福になったことにより、子供の肥満率は約20%に上がりました。
これ以上の肥満を抑制しよう、それがベトナム政府の意向です。

日本は社会保障費が増加し続けています。
少しでも社会保障費の歳出を引下げるため、砂糖税を導入してもいいのでは?
と、個人的には思います。

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