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EV市場が急速に減速:トヨタはEV生産3割縮小

日経新聞によれば、トヨタ自動車は電気自動車(EV)の2026年度の世界生産台数を150万台から100万台程度に縮小するようです。独フォルクスワーゲンが国内工場を閉鎖すると報道されたように、EV市場は急速に減速しています。

主要各社のEVの動きは以下の通りです。

トヨタはEVを縮小し、PHV(プラグインハイブリッド車)の生産を拡大する予定です。
EV専業のテスラの2024年1~6月の世界販売台数は前年比7%減と苦戦しています。
2023年10~12月のEV販売でテスラを抜き、世界首位に躍り出たBYDも競争激化に巻き込まれ、増益率が鈍化し始めました。

中国で競争が激化する一方、欧米では、最新技術や環境問題への関心が高い高所得者層のEV購入が一服したことも、成長鈍化の一因と指摘されています。
実際にEVを使ってみたら充電インフラが足りない、使い勝手が悪い、あるいは飽きて中古車として売りに出したら下取り価格が低かったなどの不満が出ています。
韓国ではEV車を原因とした火災が発生し、バッテリーの安全性の懸念からEV車を買い控えする動きもあります。

一方、HV(ハイブリッド車)やPHVは再評価されています。CO2排出量を削減でき、電欠への不安を解消できる現実解として選ばれているようです。

EVが浸透するまで、まだまだ時間が掛かりそうですね。

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