初めて丹後を訪れた日のこと。
2016年1月に初めて妻と丹後を訪れることに。厳密に言うと学生時代に天橋立に来たことがあるので2回目だけど、当時は丹後というワードにすら触れずに行ったので、この時がほぼ初。
土曜日の午前中にレンタカーを借りて移動開始です。車の運転も今ほど慣れていなかったので、ゆっくり運転しながらお昼すぎに最初の目的地である伊根町に到着します。この日は、丹後行きを決めた移住セミナーで知り合った伊根町役場の方から、伊根をアテンドをいただいてから京丹後市へ向かう予定でした。
伊根の舟屋を眺めながら漁港などを案内いただき、水産会社の見学にも行かせてもらいました。当時どういう話になっていたか分かりませんが、行った途端に社長から「あと一人、漁師が足りん!」と言われ初対面でいきなりリクルーティングされることに。アワアワしながらも「うちで働いてくれたら、この家使っていいよ」と元民宿のめちゃくちゃデカい家も紹介されました。
さすがに漁師になる気は無かったので話が進むことはありませんでしたが、「ローカルってこんなオモロい感じ?」と都市部とのギャップを感じます。伊根の見学が終わり、今回のきっかけを作ってくれた移住者相談員の方が居る京丹後へ。
飲み会前に少し時間があったので、当時できたばかりのリノベーションした古民家を見学することに。この時一緒に見学した方は既に移住を決め久美浜でレストランをオープンする予定のご夫婦。このレストランは今でも定期的に通うお店なのですが、その当時は知るよしも無く見学に同席したくらいの人。贅沢に空間を使った住みやすそうな家をみて、都市部との暮らしの差を感じます。
見学が終わってから相談員の方の家に行くと「温泉でも入ってゆっくりしてきたら?」と言ってくれ、近くの海が見える温泉で移動の疲れを癒やします。大阪のスーパー銭湯くらいの広さなのに人が全然いない、なんて快適なんだ…。雪は降っていなかったけど寒い1月だったので、温泉の温かさが沁みます。心も身体もなんだかポカポカ。
温泉から出て戻ると同世代の移住者やUターン者がワサワサと集まっていて、飲み会の準備をしていました。正直「こんなに若者いるのか」と驚きました。これまで見学に行った先は、少し年の離れた人や高齢者の方が対応してくれていたし、先ほど行った温泉にも若者なんていなかったので。