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【 #5 大変だったこと編】パパと3歳児の二人生活!ママの出産~入院期間をご機嫌に過ごす為にできること

 出来る限りの準備をしたことが上手くいって、無事に上の子と二人で10日間の生活をご機嫌に過ごすことができました。とはいえ、大変だったこともありましたし全てがご機嫌だった訳ではありません。今回は二人生活の中で大変だったことを書いていきます。

 今回の#5でパパと3歳児の二人生活シリーズは完結となります。嫁出産入院中の育児期間というコアな内容ではありますが、#1~#4もセットで読んでいただけますと、理解が深まると思いますので気になる方は以下からどうぞ!


時間に追われる生活

 朝起きてから家事をやり、上の子が起きてくれば育児モード。保育園へ行ったあとも仕事や産後の準備に追われてあっという間にお迎えの時間に。事前にスケジュールを組んで仕事や家でやることを決めていても、常に時間に追われている感覚は大変でした。

 仕事を他の人に任せたり、2人目受入れ体制づくりも後ろ倒しするなど、手を抜いても良かったと思いますが「新生児がきたら更に何もできなくなる…」と感じて動いてしまいがちです。準備に動くほど「あれもこれも必要」とやることが増えるし、差し込みでやらなアカンことも入るし、子どもがグズってスケジュールを変更しなきゃいけないことも頻繁に起きますし。。

 そんなこんなで一日を終え「今日も◯◯ができなかった…」と思いながら子どもの寝かしつけをする時間は、やっぱり辛かったです。そんな様子を妻も感じ取ってくれたようで「面会毎日来なくても良いよ~」と言うてくれたのは、ありがたかったです。妻や産まれてきた子の顔はみたかったし、産後の体調や育児は妻の方が大変だから病院には毎日行かなきゃと頑張ってましたが、時間は足りてなかったので妻の優しさは沁みました。マジでありがとう。

 それからは少し時間に余裕ができたので、やることをガシガシ進めながら合間で仕事もして、上手く時間のやりくりができるようになりました。時間的余裕が無くなってくるとダメですね。

荒れる食生活

 忙しくなり、自分ひとりだけの食事となると手を抜きがちになります。朝ご飯は固定してましたが、昼食と夜ご飯は自炊できない日が増えていきました。それを見越して栄養もとれて味も良い配食サービスを利用しましたが、既製品が続くとやっぱり辛い。

 食事内容というより、慣れ親しんでいた食事が変わることへのストレス。口の中が荒れてきたり、便通サイクルが変わったりして、元気であったいつもの身体とは少し異なる状態となっていました。こうなってくると、日中元気に動ける時間や気力も少しずつ落ちていきます。

 食生活が荒れる→なんだか調子が出ない→思い通りに1日過ごせず時間なくなる→また食事がテキトーになる。という悪いサイクルに入るとメンタル的にもしんどくなって、子どもにも影響して後手を踏んでしまう状況。

 なんとか時間を作って手料理をする時間を確保して持ち直しましたが、食事の重要性を改めて感じる時間でした。正直、子どもの食事まで手を回す余裕が無かったので半ば諦め。今は期間限定で手を抜く時と割り切ることで、自分を守ることも大事ですね。

自分ひとりで頑張り過ぎてしまう

 しっかりと準備してスケジュールも決めて、あとはやるだけ。準備していたことも想定通りで、上手くいきつつあったが故に自分の力だけで乗り切ろうと無理をしがちでした。僕の性格も影響していますが、何でも自分だけで回すには無理ゲーなのが子どもとの二人生活。

 「これさえやっておけばどうにかなる」と分かっていながらも、食生活の乱れから本調子でなかったり、忙しさから心の余裕が無くなってくるので、ほころびは出てきてしまいます。両親とも遠方に住んでいる為、頼れる親族もいない状況で、家・保育園・病院の往復ばかりをしていてはキツイ。

 そんな状況なので、土曜保育も利用すれば良いものの、なぜか躊躇していました。誰かに何か言われている訳でもないのに「自分ひとりで頑張らねば」と思い込みが先行していたようです。「さすがに無理!」となったので、土曜保育使わせてもらいましたが。

 育児をしていると定期的のやってくる「育児は僕が(私が)頑張らねば」というバイアス。一人目育児の時も感じる瞬間はあって、それがしんどさを助長して冷静な判断ができなくなり、負のスパイラルに入っていく。育児を一人で頑張っているママは日々この葛藤と向き合っていると思うと、パパはもっと頑張ってあげなきゃアカンですが、頼れる先があるなら頼らないともちません。世間は僕ら世代に育児させすぎるくせに、働けだ、もっと子ども産めだ、好き勝手言うてくるけど、十分頑張ってるっつーの。

パパも感じる孤独

 時間に追われ、食生活も乱れ、自分ひとりのプレッシャーに耐える日々。度合いは大小あれ、メンタル的にはしんどさが募ってきます。そんな時に、相談できたり話を聞いてくれる人がいてくれるだけでラクになりますが、そうもいかなった二人生活期間。

 育児、育児準備、仕事でグルグル回っていく生活。産後は仕事関係の人に報告をしたり、ミーティング時に近況報告を軽くしたりはあるものの、落ち着いて話をする時間はありません。やるべきことを終わらせて早く次へいかないと…。

 そんな状況なので孤独を感じてしまい、ふと「自分はこんなに頑張っているのに」と、思う瞬間もありました。自分のため、家族のために頑張っていると分かっているけど、余裕が無くなってくると気持ちは揺れ動いてしまいます。

 頼れる先が無いとは言いましたが、結局妻や上の子との時間に救われました。限られた面会時間に妻と他愛もない話をしたり、上の子の様子を伝えたりする時間が、充足感をもたらしてくれましたし、しんどい状況を妻にも言える関係性だったので必要以上にプレッシャーを感じなくていいんだ、と面会ごとに思えたことで救われます。

 遊び盛りだしワガママな上の子も相手をするのは大変ですが、無邪気に笑う姿や、たまにパパがやらかしても「大丈夫?」と優しい一面を目の当たりにすると、心があたたかくなります。家族で生きるって大変だけど、こういうところがやっぱり魅力。日々の関係性があってこそ、いざという時に頼れる家族。一朝一夕で出来るものじゃないから日々の生活を大切にしないとなーと、改めて感じました。

 今回はしんどかったことを中心に書きましたが、基本的にはご機嫌に二人での生活を送ることができました。10日間のうち前半がちょっとしんどくて、後半からいい感じになっていったかな。大変なことも多いし、苦しむこともあるかと思いますが、準備と普段からの関係性づくり(妻・上の子)があれば何とかなります。

 妻と下の子も家に帰ってきて、新生児との育児生活がいよいよスタート。これからも大変なこと満載そうですが、家族のありがたみを感じながら、また気付いたことは書いていきたいと思います。

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