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2021年3Q,4Q(私生活)を振り返る.

2021年がもう終わるということで今年の振り返りを綴っていこうと思う.

過去の振り返りはこちら.

仕事

仕事については大きな変化があった.仕事観の変化と転職の決定だ.

まずは仕事観の変化.新卒で古き良きJTCに入社したのはいいものの”サラリーマン・会社勤め”を脱したいと思うようになり,所謂「FIRE」を目指し行動していた.(Twitter開いたらそんな人が無尽蔵にいる.自分もその一人)

なぜFIREを目指していたのか.それは一種の自由意志の獲得手段だったからだろう.自分の意思じゃないのにカイシャに囲われ,自分の意思ではないことをシゴトと称し従事させられる.その過程で心が死,カイシャのいうことをヘコヘコ聞いているうちに突然首を切られる.その結果コンクリートジャングルをサバイブする力を持たないおじさんに成り下がるというのは自由を謳歌しているとは程遠い.(著書『ブラックスワン』における感謝祭直前の七面鳥だ)

自由意志は大事.でもだからといってFIREに固執する必要はないんじゃないかと腹落ちしたのが変化その1だ.FIREに固執せずとも自分が満足できるんであれば仕事しててもいいんじゃないかと思うようになったわけだ.(FIREするぞという姿勢をアイデンティティにし,FIREにこだわりすぎその他の信念・哲学・ビジョンがないFIRE教みたいな人もいるしね)

自分の意思で特定の職種や会社に就き,自分が本当に価値があると思っていることをやる.その上でお金ももらえる.世間も喜ぶ.これはこれで重要視している自由意志の体現ではないだろうか.従業員か経営者かフリーターかといった社会的属性は二次的なものにすぎない.

そこで二つ目の変化,転職につながる.現職で仕事をする傍ら「今の環境にいても5年後,10年後の未来が見えない」と思うきっかけがあり,秋から転職活動を実施・無事成功した.来年から新しい会社・職種で働くことになった.

現職は古き良きJTCで,給与・評価制度もまさに年功序列であった.自己・他者の評価として「良くできている」とフィードバックを感じることがあっても,それが給与に反映されないという点で信用していなかった.(この人,課長クラスなんだよな...?みたいな場面も多々)むしろ口頭での評価と実態(給与)がミスマッチすることが気持ち悪く,「褒めて煽ってこき使うんだろうな」「何もしない方が得だなあ」とカイシャに対する不信感につながった.

自分はただの世間知らずで”働きに応じて給与が決まる”という理想と,”会社の規模・業界・業種で固定身分的に給与が決まる”という現実とでうまく折り合いをつけられてなかったとも言える.ひとまず,現状ではダメだと腹を括ったので,今の自分にできることとしてより仕事の内容に納得でき,待遇UPが狙える転職を試みた.

転職活動は自分という労働力に客観的に値付けをしてもらえる.これまでの成果や能力が及ばなければ,そもそも内定はもらえないし,内定を獲得したとしても満足できるオファー(待遇)を得られない.現職で感じていた外部からの評価と自己認識のギャップを埋めるいい機会だ.

そして今回の転職では複数社の内定・各社からの想像を上回るオファーという大変満足なフィードバックを市場からもらった.自分は仕事ができる方に人間らしいという自負と社会人としてサバイブしていくことの自信をつけることができた.

給与面で言えば現職から大体1.5倍くらいになる.労働の負荷も高まるだろうが,対価としては十分だろう.もちろんお金が全てではない.新しい職場で得られる経験値や築ける人脈といった無形資産も折り込んだ上でいい決断ができたと考えている.

読書

今年もだいたい100冊くらい本を読めた.ジャンルはビジネス本,人類文化学,投資,テクノロジー,料理,技術書,古典的名著...と様々.

特に印象に残っているのはビットコイン関係の本だ.ブロックチェーンをはじめとした技術,それがもたらしうる社会的インパクトの壮大さ,国家が発行する貨幣との対立,そこから見える貨幣や価値の本質などなど.ビットコイン及びそれに付随する技術や概念は文理様々なジャンルの学問領域がクロスオーバーする知の総合格闘技的な側面があり学んでいて大変楽しい.
知的好奇心を満たす活動は本当に楽しく,充実感がある.

※これまでに読んだ本はこちら

自己研鑽

読書も一種の自己研鑽であろうが,それ以外で取り上げるとしたら今年は仕事関係で難関資格を一つ取得できた.おそらく転職にもポジティブに働いただろう.

インプット(読書・資格勉強)的な取り組みは定着したもののアウトプットが不十分な感覚がある.自分で手を動かす,成果物を作る,人と交流する.こういう活動をもっとやっていきたい.

資産形成

今年は投資方針をガラッと変えた.価値の保存手段として1週間ごとに定額の暗号通貨を購入する積立をはじめた.(というかほとんどそれにつぎ込んでいる)暗号通貨のボラティリティから考えると全然儲かっていないが数年先を見越しての行動なので報われるかどうかはもう少し我慢だ.

配当金狙いで買っていた日本個別株には一才購入せず,また売却もしていない.配当金や優待品をチビチビともらい続けただけだ.積立NISAは継続しておりこちらでは米国株系のインデックス投信を購入している.

資産形成は社会人になったときからまともに取り組み始めはや5年弱ほど経とうとしているがそこそこな金額になってきた.FIREするとかタワマン買うとかそういうことには程遠いけど,配当や含み益という形で生む資産が馬鹿にできない金額になってきている.このままコツコツ続けていけばFIREとまでは言わないが金で何か必要なものを諦める必要がない将来には確実に近づいているという実感がわいてきた.

ゲーム

今年は例年にましてゲームをやりすぎた.観測できるだけでも1000時間は遊んでおり,さらにYoutubeや攻略サイトを漁っていた時間も含めると数百時間は上乗せできるだろう.

人生にリフレッシュは必要であり,ゲームは私にとって欠かせないものではあるがそれにしても遊びすぎである.もうちょっと節度をもってゲームと付き合っていきたいがなかなか難しい...

私生活・健康

昨年から続き,ほぼ在宅勤務だったのもあり,家に篭りきりの1年であった.しかし3食自炊で賄う,運動をする,お酒やお菓子は摂取しないという習慣のおかげか,特に体調を崩すこともなかったし健康診断も良好な結果であった.

来年は転職による生活習慣の変化が想定される.それでも今のいい習慣を続けられるかどうかがポイントになるだろう.

総じて良かった点・反省点

  • よかった点

    • 自分のキャリアを見つめ直し転職を決断し.満足いく結果が出せたこと.

    • 適正な生活習慣をある程度維持し,健康的な心身,健全な家計管理を継続できたこと.

    • たくさん本を読めたこと.

    • ほどほどな程度で友人や家族と交流できたこと.

  • 反省点

    • ナシーム ニコラス タレブの本を再読できなさそうなこと
       (積読が山のように...)

    • 英語の勉強を1年通してサボり続けたこと
      (一度失った習慣を取り戻すのは難しい)

    • 自分の商品開発,創作が乏しかったこと
      (読書や家事など手をつけやすいHaveToDoや
       ゲームのようなWantToDoに逃げてしまう...)

    • ゲームをやりすぎたこと


2022年はどうしようかな

来年はバイタリティとアウトプットをテーマにしていきたい.ひたすら本を読んで家に篭るという過ごし方を変革できないかと打ち手を考えている.新年の抱負的なものはまたどこかでまとめるかもしれない.

とはいえ現職の円満退職および新職への適用がまず絶対条件だ.これに関連してライフスタイルやお金,時間の使い方をゼロから見直すいい機会にしていきたい.新生活の安定がまず第一目標だ.



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