妖精さんになったよ

何か変だとは思ったのだ。
ワイハのアジトにいる間も咽喉にひっかかる咳が出て、少し咽喉が痛くて、鼻水は別に出なかった。体温は体温計が無かったから測ってない。
でもリゾートで浮かれていたので気に留めずに動き回っていた。
休み明けに出社して、お土産配ったり溜まった仕事の算段を付けていたら、ちょうも関東の降雪がだいぶ酷くなったので早めに退社させてもらったんだ。
その時点で偏頭痛というか、咽喉の痛みも酷くなってきた。元々扁桃腺が大きいので、ああ、昨年末に続いて疲れがまた咽喉に来ちゃったんだな、今日は早めに休もうと決意。
雪のせいで家も殊更寒かったんだけど、寝る時に電気毛布を付けるも、全然暖かさを感じない。ガタガタ震えが出た。どうしたおれ!するとコンセントが抜けていたことを発見!差し直したら暖かくなった。
夜中、顔がぼおっと熱いような感覚で目覚める。頭痛と咽喉の痛みが酷い。身体の節々が痛いような怠い感覚。痰が絡んで呼吸困難になりかける。ここでようやく体温を測ると39℃を超えていた。そうかそうか。これ普通じゃねえな。

朝になって妻と話すと、何か変なもの持って帰ってきたんじゃないでしょうね、と訝るが知らんがな。そういえば検査キットがあったはず、と鼻をほじほじしたところ、見事に陽性が出てしまった。公式には初コロナ。

陽性間違いなし👍

まじかよ、遊んできた上にコロナじゃどうしようもねえなおれ。せめて現地で発症しなくて良かったのかも知れないが。

ちなみに、12月のオランダでは同じテストで陰性だったのだが、症状はとても似ている。

妻はテキパキと隔離モードに入って、早速朝食からは紙皿で用意してくれた。
用事が無い限り部屋から出るなと言ってドアをバタンと閉めた。
子供にうつすような事があったら大変だからだ。

病院でもう一度検査キット。相当奥まで突っ込まれて、たぶん脳味噌も取れたかも知れない。
結果は、コロナ陽性、インフル陰性。
5日間の隔離。やれやれだぜ。

インフル複合じゃなくて良かったわい。

次の高飛びがそろそろ決まる頃なのだが、これじゃ早くも戦力外の予感。
なってしまったものは仕方ない。
だから今は無理しないで治す事だけに集中しよう。

治療薬はラゲブリオという、0号カプセル(世の中のカプセルで最も大きいやつ!)を1日2回、各4錠飲まなくてはならない。
でか!咽喉が腫れているのでなかなか通らないが何とか我慢して飲む。

一回でこれだけ飲まないといけない。

コロナの症状は熱と咳、咽喉の痛み。
痛みが酷いのでカロナールも併用した。
幸い、慣れてしまうと死ぬほどの苦しみではないので、あとは膨大な時間を持て余すのみとなった。

次の出張用にダウンロードした大量のアマプラ動画、iCloudの写真整理、部屋の整理、読書、楽器練習。
やれる事は一杯ある。
不遜だがちょっとワクワクしてしまった。

しかし、カイシャにはコロナ休みを宣言したにも関わらず、「お大事に」とか言いつつメールや電話やチャットが相変わらずガンガン入る。しかも各地域のタイムゾーンで来る。ついつい、それらに返答しているとまたその返信が来る。
せっかく妖精さんになったのに、なかなか一人にしてもらえないのだ。

ラーメン食べたい。