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2025/01/21 悪経験をも美味しく喰らう

いい加減隠しながら書くことに限界を感じているので暴露すると、私は某複合機販売店のサービスマンとして働いている。これを宣言することで、「複合機」とか、「ドライバ」みたいな単語を迂遠にすることなく使えるようになり、個人的にかなり楽になる。

私が特定される確率が上がった気がするが、特定されて困るようなことは書いてないつもりである。怒られてこのnoteが爆発四散したら申し訳ない。そのときは素直に爆死するか、全く本職に触れないブログになることだろう。

何だかんだ2ヶ月近く人の仕事ぶりを見てきて、なんとなく仕事の要領が良い人・悪い人がくっきり分かれて見えるようになった。不遜なことを言ってしまえば、自分の方が上手く出来るのに、と思うか、このやり方は手本にしないといけない、と思うかの違いである。

製品の対する知識的な面では、どれほど要領が悪い人であろうと私が勝てる義理は無い。一部分が壊れていたところで、何が正しいのかが分かっていないため、壊れていることを認識できないが、これは一朝一夕でなんとかなる問題ではない。

仕事の段取り、進め方、渡し方はそうではない。その人のセンスが出る。挙げた3点それぞれでも適正は出るのだが、その話はまた今度。今回は全体的な話をしていこうと思う。

今回、午前中に仕事を終わらせたいという意図があったのか、Aさん(仮称)に呼ばれてある現場にいった。そこでPCの操作が得意な私にドライバインストール作業を任せてきたが、その時点で既に少し段取りがおかしかった。

入れる複合機が2種類あるため、片方だけ搬入された時点で作業を始めても、もう1台搬入されたときに追加で入れていく必要があり、明らかな二度手間である。また、私が到着したときには1台目も搬入中であり、着いたはいいけどアイドルになってしまい、少し時間を無駄にした。

どちらも搬入が終わるくらいのタイミングで私を呼ぶべきではなかっただろうか?お客さんのPCにドライバを入れていく都合上、2回も声を掛けてどいてもらうことも無駄だし、並列で作業可能なものをそれぞれ分けて作業することも無駄である。

結局、Aさんが別の用事があるとか言って一時離席、これも準備が良くない。修理の約束はずらしにくいのは分かるが、設置と被せて約束してはいけない。もっと事前に設置の時間は決まっていたのだろうから。(もし設置日程が直前に決まったパターンであれば、Aさんに申し訳ないが…)

そして、離席するにしても、戻ってきた後に私がやること無いのであれば、「〇〇が終わった時点で帰っていいよ」って伝えて出て行ってくれれば、私まで時間をロックされることは無かったのではないか?結局呼ぶだけ呼んで、私にさせる仕事の範囲を決めていないのだ。これも段取りがおかしい。

人を呼ぶのであれば、やってほしいことをタスクの形で与えて、終わったらすぐに出ていけるような形式で無いといけない。そうでないと無意味に人を拘束してしまう。

こうして要領の悪めなAさんと一緒に仕事に出て沢山文句が出てきたわけだが、この文句たちは、今後自分が人を使う際にどうしたら良いか考えるにあたり、非常に重要な手がかりになる。

この経験をただ不快だという感情で終わらせるのではなく、学びにしていく必要がある。自分がAさんの立場だったらどう指示を出すべきか。予定を組むときの優先度はどうするべきか。個人でやる場合の最適化にも役に立つだろう。

仕事が出来る人からも、出来ない人からも、学びを得ることが出来る。自分ならどうするか?という思考を絶えず持ち続けて、あらゆる事象を糧に成長していきたい。


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