年単位

社長は年単位でものを考える人である。年単位で何年も先を考えるのである。月単位で物を考えたら、何年も先のことなど考えられるものではない。

月単位で考えていては、目先のことしか見えない近視経営になってしまう。これは社員のやることだ。社長は年単位でものを考える人だ。どんなことであれ、会社にとって重要な革新であれば、 5年くらいはかかってしまう。だから5年後にこうなりたいと決心したならば、今行動を起こさなければいけない。 5年後にこうあるためには、2年後にはどうなっている必要があるのか、 3年後はここまで進んでいなければならない、という中間の目標が必要だ。それらの目標を達成するための様々な活動と、その間のバランスを取っていくことが社長のバランス感覚である。

弊社では2年後に大きな改修工事をしようと考えている。そしてその先には、まだ具体的な年数は分からないけれども、もう一つ一番奥の棟の建替えも考えている。ここにくるまでに、年単位での方針を社員に共有してくることが多かったような気がする。しかし5年後までを見据えた表現だったかどうかというと、はなはだ疑問だ。次年度は会社のビジョンを設定した。このビジョンの具体的なところをもっと社員に共有をすることで、年単位で進捗を図っていく。そして社員には月単位で進捗を図れる体制にする。そして社員においては自律的に行動を起こせる組織にしていこう。社長たる私は、もっと5年後を具体的に見えるようにみんなに示していこう。

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