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光を浴びて生命と向き合う~ドキュメント72 手話放送~

以前より何度か記事にアップしている
私のお気に入りの番組の手話放送Ver.をご紹介。
「ドキュメント72時間」は
 NHKで毎週金曜日 午後10時~放送されています
今回はその手話放送があることを知り、
通常放送では既に観ていたのですが、
手話放送を観て感じたこともあり、ご紹介します

手話での放送のVer.
番組内容に変更はありません

番組は東京にある東京医科歯科大学病院
こちらには8Fに庭園があり、
こちらを72時間撮影をしています。
当然ですが、一般の人は出入りできず
入院中の方やその方と付添の方のみ
出入り出来る場所です。

最初に出会うのは1歳のお子さんとお父さん
1歳のお子さんが疾患で入院中で、
ご両親が交代で泊り込み 付き添っていると。
お子さんがようやく庭園に出ても良いと
許可されて庭園に来たのだと。
私の勤務する病棟は24時間完全看護で
基本的に保護者の付添はありません。
保護者の方の大変さを
身に染みて感じると同時に
お子さんはきっと心強いんだろうな、と。

その後に出会う人は 料理人でありながら
ボランティアでサンタクロースをしている人
なんと
世界でサンタクロースとして試験を受け合格し
撮影当時はアジアで認定サンタとしては
たった1人の本物サンタさん!!
膝を壊しての入院中とのことで、
庭園に光を浴びに、そして
気持ちの良い空気を吸いに来たのだと。

その後、病院の立体駐車場の上にある庭園に
カメラは入ります。
そこに居たのは、病院のスタッフでした。
その日の夜勤勤務の後に退職するナースを
同僚が囲み、記念撮影をされていたのです。
退職後は世界1週をするのだと、
キラキラ目を輝かせて語るナースさん。
その周りにはナースを見守る仲間たちが。
優しさ溢れる情景になんだか心が和みます。

その後に出会う人で、本日が退院日で
初めて庭園に来たと話す患者さんとご家族が。
退院はするけれど余命半年と言われた患者さん
撮影スタッフに気軽に声掛けしたものの、
話を始めると涙がこぼれる患者さん。
横で手を取る娘さんは
″ 肝っ玉かぁちゃんだったんですよ ″
と笑って話す。
明るい空気に包まれた雰囲気にホッとした私。

次に出会うのは
パートナーが がん闘病中で週に1度付添う女性
お2人には小学生のお子さんが2人いて
女性は以前は毎日泣いてばかりいたと。
しかし、
1年闘病を重ね
付添と子育てと気が休まらない中
ふと庭園に来た時に草花や虫たちを見て
″ あー可愛い虫たち。
 ひたむきに生きてるんだな ″
″ 今日も生きている私たち。
 生きてるだけで100点!!″
と思えるようになった、と
笑顔で話していらっしゃいました。
観ている私の心がギュッとなり、
" だから貴方も100点だよ!"
と言われている気持ちになったのです。

最後にナレーターの方が
「庭園は病院の小さな別世界。
 自分と向き合い ここからまた 歩き出す」
とコメントされます。

手話放送Ver.を初めて観たのですが、
当然ながら、
手話担当の村上さんの手話がお上手で
表情豊かに手話を身体全体で表現されていて
番組を広い視点で観ることで
更にグッと内容が
私の心に入り込む印象を受けました。

ドキュメント72時間をお好きな方でしたら
視点を変えて楽しむことが
もっと出来るのではないか と思います。

番組はNHKプラスで9月4日午後8:29まで
配信中です。
お時間があればご覧になってください。



今日も1日が始まりました。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。

#ジブン株式会社マガジン

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