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若かりし頃の不安
こんちは、かわこうです。
最近、出身大学に在学中の学生から、OB訪問をしたいとの連絡を受けました。
県の仕事に興味があるとのことで、僕のところに連絡をしてきたようです。
実際、昨日、県庁に来てもらって、ランチをして、いろいろと質問を受けながら話をして、県庁を少し紹介して、という感じでやっていきました。
いろいろと実情の部分や自分の感じていることとか、ネットには載っていない生の情報を伝えたので、少しでも参考になれば良いなあと思ったところです。
話の中で、今悩んでいることを聞いてほしいという話がありました。
「現在、就職活動中で、企業にOB訪問に行ったり、本を読んで勉強したりしていると、自分自身はまだ働くというレベルに達していないんじゃないかと不安になる。この不安を断ち切りたい」
という話でした。
なるほど~という感じでした。
僕自身はどうだったか思い返してみましたが、謎の自信に満ちあふれていた気がします笑
まだまともに仕事なんてしたことないくせに、就職したら自分はこんなふうに活躍するんだ、みたいなことを思い描いていたと記憶しています。
もちろんその後大いにその自信は打ち砕かれるんですが、あの頃の自信っていうのは何なんでしょうね笑
若気の至りというものでしょうか。
さて、昨日その学生に何と答えたか。
①不安な気持ちがあるからこそ成長できる
②34歳社会人の自分と22歳学生のあなたは違って当たり前
③やってみてもがいてみて成長していくこと
①不安な気持ちがあるからこそ成長できる
今不安に思っていて、それを断ち切りたいということを言っていましたが、一時的には気の持ちようで断ち切ったような気分にはなれるにしても、根本的には断ち切るのは難しい内容だったので、今の不安な状態を受容した方が良いなと思いました。
人は不安だからこそ努力できるという側面があると思います。
ずっと不安からくるモチベーションばかりで努力していても疲れますが、時にはこういうモチベーションも必要だと思います。
逆に不安がないと、なかなか努力しないかもしれません。人間何かに追い立てられていないと、易きに流れるものなので。
今の就職活動中という状況は特に不安にもなりやすいと思います。先行きは不透明だし、得体のしれない社会に飛び込んでいこうとするものですから、不安で当たり前かもしれません。
まずはその不安を自分で受容してあげてほしいと思います。
②34歳社会人の自分と22歳学生のあなたは違って当たり前
もちろん、年齢が違うから違うということだけではないんですが、僕も22歳で大学を卒業してから仕事をし始めて、これまでいろんな苦難を乗り越えてきました。
それによって仕事のスキルとしてもそうだし、心・考え方も成長したと感じます。
苦しすぎるぐらいの挫折も多くしてきました。
そういう経験を経ている自分、もしくは他にOB訪問で話を聞いてきた人たちと、まだ学生でいる彼とは違っていて当たり前ですよね。
その彼も22年間生きてきた中でいろんな経験をしてきたと思うので、その中でもちろん成長してきたんだと思います。
ただ、まとまった給料をもらいながら仕事をするというときに、もちろんそれに見合うだけのアウトプットが求められるという状況で、仕事をし続けるという経験をしてきたかしてきていないかということで言うと、これから仕事をやっていくという点に関しては、現在地点が違うのは当たり前です。
逆に言うと、僕自身も22歳ぐらいの頃は、同じような地点にいたわけです。
そう考えると、今の彼の地点を何も不安に思うことはないと思います。
③やってみてもがいてみて成長していくこと
そして、やってみて、経験してみて、自分が成長していくしかないと思います。
やる前から不安になる気持ちはとてもよく分かりますが、やってみて解消するしかないんじゃないかという気がします。
やってみると、やる前に思っていたものとは違っていたということもよくある話だからです。
やってみて違うなと思ったら、転職するとか、方向転換すれば良いですからね。
さて、OB訪問を受けるというのは初めてだったので、新鮮でした。
自分のその頃を振り返る機会にもなりましたし、僕自身も良い経験でした。