口頭コミュニケーションとテキストコミュニケーション
こんちは、かわこうです。
今日はコミュニケーションの話をしたいと思います。
みなさんは口頭でのコミュニケーションとテキストでのコミュニケーションどちらがお好きですか?
noteのクリエイターさんはテキストコミュニケーションの方がお好きかもしれないですね。
どちらかが好きでも、みなさんどちらも仕事や日常生活で使うものかもしれません。
僕はテキストコミュニケーション派です(やっぱり笑)。
口頭でのコミュニケーションだと、僕はだいたい人とスピード感が合いません。
何か質問をされた時に、口頭コミュニケーションの場合、その一瞬の1秒未満又は数秒の間に返事をする必要がありますよね。
例えば、妻から「今度の土日、○○をしたいんだけど、どう?」みたいな話があった時、自分にとって大事な土日の予定って即答できない場合ありません?
それに対してちょっと考えたいと思ってもそこで何かを返事しないといけないから、「○○だからちょっと考えさせて」と返事をしたとして、それはそれで○○の部分とか、「考えさせて」という返答自体に意味が生まれて、相手がそれをどう受け取るかで、自分の意図しない受け取られ方をする場合もある。
「○○をしたい」に対して、Yes,Noで答えるとして、どちらにも50%の可能性があるものとして「考えさせて」とフラットに答えたつもりでも、Noが強めの意図として受け取られることがある。
一方、LINEやメールのテキストコミュニケーションでは、まずしばらく返事しないという選択肢もあるので、無駄に勘違いが生まれるリスクが減る(夫婦間ではあまり当てはまりませんが)。あまり時間を開け過ぎるとそれはそれで意味を持ってしまうんですが、少なくとも瞬時に返す必要はなく。数分考えたとしても全く不自然ではない。
他にも口頭コミュニケーションは、一瞬の間合いとか、答える時の表情とか、声の抑揚とか、感情とか、他にも、その場の環境とか受け取り側の心の状態とか無数に変数があって、それらを総合して感覚的に相手はこちらの言葉を受け取る。文字を受け取っているわけではなく、その瞬間こちらから発している全体像を、その時のコンディションの中で受け取っているということなんだろう。もはや言葉を受け取っていると言うと不十分なのかもしれない。
こう考えると口頭コミュニケーションというのはあまりに難しい。人間はどれだけ難しいことを日常的にこなしているんだろうと思う。
ただ、難しいからこそ、ここが本当に人間らしいところという言うか、人間として生きる醍醐味かもしれない。
人と対面でコミュニケーションを取ることで、テキストでのやりとりでは味わえない高揚感を得られるというのは、困難を伴うからこそ分かり合えた時の喜びなのかもしれない。
だからこそ、人は口頭コミュニケーションに偏重しがちな空気があるかもしれないが、人には向き不向きがあって、口頭コミュニケーションの良さにスポットライトを当てられるか、僕みたいにちょっと重荷に感じてしまうかという個人差があると思う。
口頭コミュニケーションは人間にとって必須ではあるが、その比率をテキストに置き換えていくことは可能だと思う。
僕はいろんな場面で、常識的には口頭が良いと思われているものでもテキストを使う挑戦をしてみています。
以前、定年退職間際ぐらいの管理職の上司に人生相談をしたいことがあって、直に言葉を交わして相談しなければならないような常識にも囚われそうだったが、むしろ口頭では自分の意図を十分に伝えられないと思って、テキストにして相談した、ということがあった。
非常に感動したということで、助けの手を差し伸べてくれた。
自分の気持ちさえしっかりしていれば、テキストに感情を乗せて伝えることは可能だし、失礼にもあたらないと思う。
口頭コミュニケーションでは、相手の返しや表情等いろんな気になるものがあって、こちらの頭が真っ白になって、伝えようと思っていたことが伝えられないということが僕にはよくあります。結局伝えようと思っていたことが伝えられなくてモヤモヤしてしまいます。
それを救ってくれるのがテキストで、テキストにする作業中は誰にも何にも邪魔されずに創作ができるので、自分の思いをしっかり言葉にすることができます。
僕のコミュ力が低いということなのかもしれないけどね。笑
ということで、口頭コミュニケーションが難しいと感じる人でも、仕事や日常生活のいろんな場面でテキストコミュニケーションを散りばめていけば良いんじゃないかな、という話でした。