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The Life in the United States Episode 4.2 〜2nd year Clinical(現場実習)〜

こんにちは、Kiyoです!
閲覧ありがとうございます!

ロックダウンの規制緩和の制度がだんだん発表されてきて、前より自由になってきました。
ワクチン接種後なのでお酒も飲めません。
暇ですね。

さて今回もclinical(現場実習)の後半を書いていこうと思います。


4th Rotation

2年生になって最初のclinical siteはフットボールです。
大学院の秋セメスターより前のpre-season campから始まります。
この時は、講義もないので時間制限などはなく、だいたい、朝8時〜夕方7時くらいまで大学にいます。
もちろんチームがずっと練習しているわけではなく、準備やトリートメント、練習前のpre-treatment(テーピングやストレッチなど)、練習後のトリートメント、片付けなどをやって1日終わりです。

それでも半日くらいひたすら歩きっぱなしなので、キャンプ後半になるとATCや学生の中で足底腱膜炎とかになって、テープしあったりしていました。

In-seasonになると毎週ゲームがあるので、平日は1時〜6時くらいまで、土曜日はゲームです。
フットボールはアウェイゲームにも帯同します。

アウェイは大体4人1部屋でベッド2つをシェアして使います。
D2だとバスで移動できる範囲の移動になります。
最長でも8〜9時間くらいのところにしか行きません。

フットボールの時は人が足らなかったので、週24時間ルールは無いものとなっていました。
だいたい40時間弱はclinicalをしていたと思います。

この頃になると、アスリート達もある程度僕のことを認知してくれていたので、マッサージやテープ、ウォームアップの手伝いとかを頼んでくれました。
あとは色んな英語を教えてくれました。
このおかげで、まんまと僕の話す英語は汚い英語になってしまいました。笑
多分、漫画とかアニメとかで中途半端に流暢な雑な日本語喋る外国人キャラみたいな感じです。
それとMSUのフットボーラーはジェントルマンが多くみんな優しくしてくれました。
僕は身長が大きくないので、OLとかの中に行くと子供と大人です。(僕の担当はOLでした。)
コナン君サイズの縮尺くらいになるのですが、ゲームでタッチダウンとか決まると近くのOLとかが僕を赤ちゃんを高い高いするみたいにして喜びます。
嬉しいのですが、ぬいぐるみ気分です。

そんな感じでシーズンが進んでいき、無敗でリーグ戦を終えて、National championship tournamentのゲームも経験する事ができました。
D2レベルですがホストサイドのやる事を体験できたのはいい経験でした。
最終結果はSemifinalかなんかだったと思います。
毎年、1〜2人がNFLに行くのでD2にいながら、プロレベルを見ることができます。
これもMSUをおすすめできるポイントです。

プレイヤーの人数の関係もありますが、アメリカはどこの大学もとにかくフットボールに一番お金をかけるので、その大学の一番良い待遇を見る事が出来ます。
スポーツビジネスの根源を見る事ができて、良い経験だと思います。



5th Rotation

さて、フットボールが終わると、ウィンタースポーツのシーズンになります。
僕の希望が通り、D1のホッケーを見る事が出来ました。
MSUはアメリカの北にあるので、ホッケーだけはD1のリーグに参加しているという北アメリカ特有のリーグ形態です。
D2とD1だと雲泥の差があるAthleticsです。

全てホッケー専用の施設で、日本のプロスポーツの施設と変わらないレベルの施設が大学レベルで存在します。
ホッケーは早朝に筋トレなどのコンディショニングセッションがあり、日中は大学の講義を受けて、練習・試合をこなすスケジュールになります。

D1なので、試合も全米で行われ、飛行機移動がメインになります。
僕らstudent ATはアウェイには帯同しないものの、ホームゲームには参加することができました。
住民が街中からホッケーの試合を見に来るので、そこでclinicalをすると僕らstudent ATの顔も覚えられるます。スーパーとかに行くと声をかけられます。
アスリートでは無いものの、ある種有名人みたいな感じです。アジア人ならなおさら。

ホッケーリンクには専用のATルーム、ウェイトルーム、nutrition station(栄養士がセレクトしたフードサプライのあるちょっとした施設)があり至れり尽くせりです。

Preceptorも僕の東洋医学に興味があり、evidenceが取れていなくとも、良いものなら吸収したいというスタンスなので、とても親切に対応してくれて、色んなディスカッションをする事が出来ました。



6th Rotation

最後のローテーションはPTクリニックでした。
日本でPTクリニックは無いので、聞き馴染みが無いと思いますが、整形外科のリハビリ室と接骨院の間くらいな感じです。
最近のATCは大学やスポーツフィールドだけでなく、こういったPTクリニックや企業にも入り込んでいって、活動の場を広げています。

ここでは、主に整形外科医もしくはPTから処方されたリハビリ・エクササイズを一般患者に処方します。
高校生のアスリートは基本的にPTクリニックなどでリハビリをするのでたまにアスリートも来ます。
大多数は慢性腰痛患者やなにかしらのオペ後のリハビリです。
ここではストレッチやマッサージをすることはありませんでした。
全てPTからの指示で動くのでなにもやることはありません。
また、一定数の患者数を扱うので、ある程度決まったプロトコルがありそれを患者に処方するといったものでした。
趣味嗜好が違うので一概に言えませんが、そういったスタイルは僕には合わないなと思いました。

正直に言うと、全く面白くなかったですが、こういう環境で働くっていうのもATCとしてあり得るんだと見ることができましたって感じです。



まとめ

2年生になってからのclinicalは勝手も知っているし、周りの認知もあるので、とても有意義に行うことが出来ました。
また、D1を経験できたことは今の自分のATC像に影響していると思います。
D1やプロ経験はタメになることで、resume上でもとても評価される事です。

が、D1やプロでclinicalしたからといって、優れたATCかと言われると、僕はNOと言うでしょう。

その辺また次回話したいと思いますが、実は僕はNFLでちょろっとインターンする機会がありました。
その時、懇意にしてくれたATCも同じ事を言っていて、今は高校のATCをしています。プロで10年以上やっていたのに。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

BOC-ATC(certified athletic trainer)、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、英語学習、アメリカ留学、アメリカ就職などなど、僕にお手伝いできることがあれば、どしどしご相談ください。

あと、感想ありましたら、よろしくお願いします。

Everything is going to be fine.

Kiyo



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