The Life in Japan Episode 3 〜アスレティックトレーナー試験〜
こんにちは、Kiyoです。
今日も閲覧ありがとうございます。
FXの口座が開設できました。
まだ、取引は出来ていません。
まだまだ、絶賛ニートです。
さて今回は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の試験について書いていこうと思います。
1. 受験資格
ATの試験は筆記試験と実技試験の2パートに分けられていて、11月に筆記、2〜3月に実技試験があります。
筆記試験に合格すると実技試験に進むことができます。
受験資格は
⒈ JSPOがカリキュラムを承認する大学・専門学校等でATコースを終了した者。
⒉ 満20歳以上の者で、JSPO、JSPO加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)及びJSPOが特に認める国内統轄競技団体から推薦され、全講習を修了できる者。
どちらかを満たせば受験資格がもらえます。
1は、要はアスレティックトレーニングコースのある大学、専門学校に入り卒業見込みをもらえればオッケーです。
2は、わかりにくいですが、自分の所属する団体(主にスポーツ団体)から推薦されて、JSPOが行う養成講習会(勉強会みたいなモノ)を修了すると、大学や専門学校でATコースを卒業していなくても、AT取れるよってことです。
大学、専門学校では下に記した10の内容と180時間以上の現場実習を行う必要があります。
僕のような専門的な大学や専門学校の他に、早稲田や東海などのスポーツ科みたいなところからも受験者がいます。
僕の大学では、コースを終了した希望者は全員受験する事ができます。
ちなみに僕の大学では現役23人中8人(既卒者3人含む)が受験しました。
⒉ 試験内容
2.1 筆記試験
筆記試験は
1.アスレティックトレーナーの役割
2.スポーツ科学
3.運動器の解剖と機能
4.スポーツ外傷・障害の基礎知識
5.健康管理とスポーツ医学
6.検査・測定と評価
7.予防とコンディショニング
8.アスレティックリハビリテーション
9.救急処置
10.スポーツと栄養
から出題されます。
筆記試験は午前午後の2セクション(各2時間半)に分けられ、理論試験基礎・応用となります。
ちゃんと勉強している人なら1〜1時間半程度で終わります。
令和元年基礎問題;https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/ikusei/doc/AT/examination/2019_basic.pdf
令和元年応用問題;https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/ikusei/doc/AT/examination/2019_basic.pdf
概ね70%くらいの正答率があればpassできると言われていますが、実際の値は公表されていないのでわかりませんが、80%取れれば大丈夫です。
この試験、なんだかすごく意地悪い試験で上記の科目にそれぞれ教科書があるのですが、そこにあるすごく細かい図とかの問題を出してきたりします。
なので、筆記試験の勉強をした時は教科書を何度も読んで、ほぼ暗記しました。
この時の愛読書はATの教科書でした。
ATになりたいと思っている方がいれば、筆記試験は暗記勝負なので、とりあえず教科書読みまくれば、落ちません笑
そんな意地悪なテストを合格すると次は実技試験を受ける事ができます。
2.2 実技試験
実技試験は
1. スポーツ外傷・障害、内科疾患等に対する 救急処置(評価を含む)
2. 検査・測定と評価方法
3. 対象部位のテーピング
4. アスレティックリハビリテーションの初期メニューの立案、説明、デモンストレーション、実技指導
5. アスレティックリハビリテーションの後期(現場復帰)メニューの立案、説明、デモンストレーション、実技指導
6. 現場での予防方法の立案、説明、デモンストレーション、実技指導
を以下の3カテゴリーにまとめて出題されます。
I. 救急処置、検査・測定と評価
II. アスレティックリハビリテーション(アスリハ)
III. テーピング
まず日本スポーツ協会の部屋で、各々 I-III に該当する問題が配られて、順次名前を呼ばれて個室に入り試験を受けます。
この時、公認スポーツドクターとJSPO−AT2名に審査されるので、みんな結構緊張してました。
僕はいつも通りヘラヘラして、こんにちは〜とか言ったら、女性ATの方に元気ですね笑みたいなこと言われたのを覚えています。
この頃から、調子乗ってました。
実技試験は、まずモデルを使って外傷の評価を行い、それについての救急処置を施すところまで行います。
次に、別の外傷に対するリハビリをします。
最後に、お題に沿った、テーピングをして、おしまいです。
僕の試験例ですが、
外傷評価は足関節内反捻挫、アスリハは確か肩関節前方脱臼、テーピングはhigh ankle sprain (すみません、日本語でなんていうか忘れました)でした。
外傷評価、アスリハについては大きく間違えがなければ大丈夫なのですが、テープに関しては、ATの教科書に載っている通りに巻かなきゃいけないので、ここでも暗記が必要です。
BOC-ATの方でACLの専門の方が、JSPO-ATのACLについての実技試験でその辺を教本通りにやらずに落ちてしまったという話があります笑
3. 合格率
JSPO-ATの正確な合格率はJSPOからは公表されていません。
2020年度は、355名の人達が筆記・実技試験の両方に合格し、JSPO-ATになったみたいです。
皆さん、合格おめでとうございます。
合格者数は発表されるものの、受験者数は毎年発表されないため、合格率が出せないというのが現状です。
インターネットで調べると、合格率20〜30%と出てくるかと思います。
僕の主観的な合格率は、筆記試験が50〜60%、実技試験が70〜80%くらいですかね。
ちなみに、僕の年の僕の大学合格率は6/8 人(既卒者3人含む)でした。
4. 試験の感想
試験会場の雰囲気は柔整の国家試験ほどピリついては無く、結構ゆるい感じです。
僕の大学から受けた人達は試験前やお昼ご飯の時は雑談したり、ワイワイしながら待機してました。
この前に書いた、柔整の試験とは違って、ひっかけ問題や、解答の選択肢も多く、複数選択の問題数も多いので、集中力を結構使います。
また合格率を見て結構難しそうだなとか、ATを取るとすごいと言われたりと、知っている人たちの中では、なかなかステータスの高い資格に位置づけられています。
しかし、僕個人の意見では、受験者の中には結構、記念受験みたいな人や、合格できるか分からないけど、とりあえず受けてみようといった人たちが30〜40%くらいいる感覚なので、ちゃんと勉強した人の合格率はそこまで低くはないと思います。
柔整のように落ちる試験ではないとまでは言いませんが、しっかりと勉強すればそこまで心配になるような試験ではないと思います。
しっかり勉強するというのは、ただ暗記というわけでは無く(上で散々、暗記って言ったけど)、外傷やテープ、アスリハの意味やメカニズムを理解して応用まで出来るようにするという事です。
柔整と違い実技試験があるのでラッキーで受かる事のない試験ではあるので、気合入れて勉強しなくちゃいけないことは事実ですが、上記の通りめっちゃ難しい試験ではないため、難しそうだから受けないという学生の方がいれば、ぜひチャレンジしてください。
なんとかなるから大丈夫。
さて、またまたATとはなにかとかを書くの忘れたので、次回はその辺書きたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
BOC-ATC(certified athletic trainer)、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、英語学習、アメリカ留学、アメリカ就職などなど、僕にお手伝いできることがあれば、どしどしご相談ください。
あと、感想ありましたら、よろしくお願いします。
Everything is going to be fine.
Kiyo