The Life for Soccer Episode 3 〜仕事開始〜
こんにちは、Kiyoです!
閲覧ありがとうございます!
ロックダウンがもう少しで解除されるかもしれないという噂を聞きました。
景色のいいところでビールを一気飲みしたいですね。
今はそれだけを楽しみにしています。
さて今日はP国での実際の活動について書いていこうかと思います。
1. 試合視察
まずは試合を実際に観ます。
隔離中もテレビでリーグ戦を見ていましたが、実際に見るのと、テレビで観るのは違うし、いかんせんカメラワークが控えめに言っても素人みたいで、なんかよくわかりません。
そんな訳で、D氏と試合視察です。
実際の選手の大きさ、身体の発達度、スピード感、雰囲気を中心に見ていきます。
忖度なしにいうと、日本の高校選手権を見ているくらいのレベルだと思います。
大人の身体なので、フィジカルはもちろん高校生より上ですが、テクニックや戦術、理解度などサッカー素人の僕からみてもうーんといった感じで、世界のプロレベルでみると一番下のレベルだと思います。
またSpeed/Agility/Quicknessも低く、explosiveなパフォーマンスも低くいです。
唯一、長所を挙げるなら、気温30℃以上で湿度も高い中で90分走れるといった暑熱順応の高さくらいでしょうか。(走れるだけで、試合後半になるに従ってパフォーマンスはガクッと低下します。)
この国のスタジアムはライトがついていないところもあるので、真夏の昼下がりくらいからでもゲームをします。
観戦している人達も、ペナルティエリアに選手が入るだけでとんでもない盛り上がりを見せます。どんなに無理なシュートでも外れると、大チャンスを外したかの如く悔しがります。
スポーツの見方は人それぞれなので、どうでもいいのですが、周りのそういう反応を見ることでもこの国のサッカーの理解度を知ることができます。
2. 練習視察
さて、試合を観るのも大事ですが、パフォーマンスコーチとしては、普段どんな練習をしているかという方が遥かに大事です。
また、各チームの選手を借りてプラスでトレーニングをさせてもらうので、チームとの信頼関係を築くためにも、足繁く練習に顔を出します。
ロックダウンの影響で全クラブの練習に行くことが出来ていないですが、リーグ上位のクラブの練習を中心に行きました。
僕はサッカーのコーチではないので、サッカーの練習のことはさっぱりわかりませんが、一つ言えるのは、練習強度・負荷が足りないという点はこの国のリーグのチームに一貫して見えます。
暑さのせいなのか、サッカーの発展度のせいなのか、のんびりした国民性のせいなのかはわかりませんが。
練習とは別にフィジカルトレーニングがあるチームもあります。
も。ということはないチームもあります。
インシーズンとはいえプロでサッカーの練習しかしないなんて、僕はあまり聞いたことがないし、やらないメリットが思いつきません。
どんな内容かというと、一例ですが、20種類くらいのサーキットトレーニングで30秒、60秒くらいのレストで1サイクルです。
やっている種目は間違っていないと思いますが、何を目的としてのプロトコルかは僕にはあまり理解できませんでした。
さらにこれを週1回行うと。
理由はゲームがあるからとのことです。
どのタイミングで行うかというのはありますが、疲労や筋グリコーゲン、筋肉痛(DOMS)などを考慮しても、週2〜3回は余裕でできるはずです。
しかし、こちらのフィジオやフィットネスコーチはこのあたりをあまりわかりません。
習っていないし、エビデンスも知らないからです。
基本は経験則から来ます。(この国のスポーツメディシンの特徴はまた後日書きます!)
それがこの国のメジャーなやり方なので、本人達の前で否定することは絶対にしませんが、大きなギャップは感じます。
3. 今後の展開
さて、そろそろ介入スタートできそうなチームも出てきたぞというとこでロックダウンになってしまい、悔しい気持ちでいっぱいです。
悔しさで、毎日、トレーニングして、プールでゆっくりして、酒を嗜むという生活しかできていません。最高です。
ただ、やりたい仕事が出来ないというのはストレスで、P国にバケーションに来たわけではないので、早くロックダウン終わってくれと願うばかりです。
というか、「サッカー選手はワクチン打ってるので、サッカーの練習はできるだろ、うまくやれば試合くらいできるだろ、少し頭使ってくれよ」というのが本音です。
そんな僕も明日ワクチンの1回目です。
ちょっとドキドキですね。動悸がする。
まとめ
そんなわけで、隔離が終わりやっと働き始めたと思ったら、ロックダウンで肩透かしを食らっています。
早くマスク無しの生活が戻ってきて欲しいものですね。
マスクのおかげで全ての女性がもれなく綺麗に見えてしまいます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
BOC-ATC(certified athletic trainer)、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、英語学習、アメリカ留学、アメリカ就職などなど、僕にお手伝いできることがあれば、どしどしご相談ください。
あと、感想ありましたら、よろしくお願いします。
Everything is going to be fine.
Kiyo
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