[Capability of an Athletic Trainer]〜トレーナーに必要な能力〜
こんにちは、Kiyoです!
閲覧ありがとうございます!
代表キャンプも終わり、家に帰ってきたわけですが、それからしばらく昼夜ともに外食が続きました。
僕は普段、週1〜2程度しか外食しません(ラーメン1回、飲みに行くの1回)。
外食するだけでとても疲れるし、胃もたれのような感覚がずっとあります。
会食の多い人たちは大変だな、芸能人には到底なれないなと痛感しています。
そんなこんなでケトジェニックを始めました。
人生2回目のケトがどんな感じになるか、みものですね!
ということで、今回は僕の思うトレーナーの必要な能力について書いていこうと思います!
1. トレーナーでの能力
まず、トレーナーとしてどんな能力が必要かを考えていきたいと思います。
ここでのトレーナーの定義はこちら参照してください↓
・体力
・知識
・経験
・プレゼンス力
・承認欲求の低さ
この辺がトレーナーとして必要な能力・要素かなと思います。
もちろんこれ以外にも死ぬ程ありますが、日本・アメリカ・東南アジアをみて、ある程度の人種のアスリート・トレーナーと接して僕が感じているポイントです。
一つ一つみていきましょう!
2. 体力
これは言わずもがなですね。
ATを例にしますが、ATは練習前後に仕事があり、練習中も仕事です。
肉体労働とデスクワーク二つやります。
僕の例はこれを参照してください↓
正直、めっちゃハードワークです。
もれなく、レスポンシビリティも高いという。
AT/Physioの判断一つで選手の将来が変わると言うのは大袈裟では無いと思います。
というのも、例えばアスリートがハムストリングの違和感を訴えてきた場合、大事を取って休ませるか、やらせるか、を決めるfirst responderはトレーナーが担うことが多いと思います。
プロチームだとしても、まず親近感のある僕らのところに相談しに来て、僕らがその上(アメリカだとPhysiotgerapist、他はドクター)に回すと言う感じです。
この辺に精神力を使うと考えると体力は本当に大事だと思います。
ストレスの強い環境にいると気付いてないだけで体力使うし。
3. 知識
これは言わずもがなですね。
知識量によってどれだけアスリート・チームに貢献出来るかは変わってきます。
正しい知識をインプット出来ればあとはアウトプットするだけ。
アウトプット力は、また別の能力としても、自分の中で確固たる自信は持てるので自分の支えになります。
僕はこれをすごく大事にしていて、インプットを出来るだけするようにしています。
こう書くと”意識高い系”に聞こえるかもしれませんが、インスタやツイッターで1分以内で色んな知識をインプット出来るんです。
通勤途中、ちょっとリラックスしてる時、好きなYouTubeを見る前に1分使うだけで、色んな知識をインプット出来ます。
しかも知識量が増えれば増えるほど一つのことからインプット出来る情報量が増えていくというメリット付き。
実践/経験したことなくても、就活の時や転職の時にそれを話せるだけで、信用度が大きく変わるので仕事の幅が広がります。色んな仕事を取れるようになるから。
実践はその後すればいいだけで、なんのデメリットもありません。
トレーナーなどのサイエンス系はどんどん新しい知見がアップデートされていくので、ずっと勉強が必要、勉強しなきゃと思いがちですが、何の職業でも同じです。
学ばなきゃ、それ以上の結果は一生得られません。
なので、勉強することは当たり前と思った方が気が楽になります!
4. 経験
これも言わずもがなですね!
経験したことだとすぐ出来ます。
ただ、僕が思う経験は回数ではありません。
一度やったことをどれだけ自分の身につけられるかということです。
僕らの職業では、何回も同じことを経験しない方がいいですよね?
例えば、ACL受傷〜RTS (Return-to-Sports) の場面を20回経験したと言っている場合、prevention出来ていない、仕事できないんだなと感じてしまいます。
ウォームアップや練習中のキューイング、練習前後に5分だけでもprevention exerciseを提案して実践できれば確実に予防できることもあります。
20回ということは、恐らくそれはしていないなと考えてしまいます。
また、一度やったことをどれだけ活かせるか、これは知識との融合になるのですが。
僕の場合の例を書きます。
アメリカで働いた1年目にコーレス骨折がありました。
その時、運良くコーレスを経験した事がありませんでした。
ただ、僕は柔整出身ということもあり、包帯固定の実技の練習は沢山したことがありました(7年前)。
そこで当時教えてもらった固定+自分の得た知識を加えて、固定・応急処置をして病院に送りました。
この時は自分のアスリートでなかったので、応急処置までしか出来なかったですが。
その後、そのアスリートの親から適切な処置をしてくれてありがとうと直接連絡をしてもらえました
7年前の知識でもいつか役に立つと思って、やっていれば、出来るもんだなと実感した例です。
5. プレゼンス力
これは意外と見落としがちというか、学生や働き始めだと実感しづらい点だと思います。
ただ、これめっちゃ大事だなとアメリカやP国にいて実感しました。
トレーナーはどの場所に行っても、そこに行けば即仕事開始です。
研修期間とかありません。
なので、自分が何を出来るか、何が出来ないのか、と相手に伝えられる能力が非常に大事になると思います。
出来ることを伝えるのは正直簡単です。
自分のできることに自信があれば言えるので。
ただ、少しでもできると思うことを出来ないというのはマイナスです。
経験していなくても、知識として知っていたり、若干曖昧だけど、少し追加で学べば出来ると思えば、できると言った方がいいケースが多かったです。
次までに出来るようになればいいから!
逆に緊急を要する時や重大な時は出来ないことを出来ないと言う勇気が必要です。
出来ると無責任に言うことで、自分含め全員が損をします。
出来ないことを出来ると言ってしまう・あやふやにしてしまうことで自分に余裕がなくなるというのは良くあると思います。
ただ、それは色々勉強したり経験したりした上での話です。
“自分的には”ではなくて、周りから見てもです。
自分的にはの匙加減は自分次第ですが、僕らは顕著に目に見える結果がでがちな職種なので、周りに認めてもらえないと、自分の努力なんてあってないようなものです。
なので、周りに認めてもらえるくらいな努力や表現をしないと、とても働きづらくなると思います。
それをした上で、出来ないことは出来ないと言えるようになる事が大事かなと思います。
自分のレスポンシビリティが高いからこそ、ハッキリと物を言う能力が必要だと思います。
6. 承認欲求の低さ
トレーナーは表に出ない職業です。
アスリートやチームのサポート役です。
アスリートがケガから復帰していい結果を残したら、その名声は全てアスリートにいきます。
いいトレーナーに見てもらえたからこうなりましたって言ってもらいたいなとか思っていると、いつまでも悶々としてしまいます(僕はいつかアナザースカイに出たいですが笑)。
いい結果が出たらアスリートの功績、いい結果が出なかったら自分のせいくらいのテンションじゃないとやっていけません。
実際、チームスタッフ・アスリートもそう思う、もしくはそう言ってくると思います。
でも、アスリートとちゃんと接していれば、絶対アスリートやチームから評価してもらえます。
自慢したい時があれば、信頼できる人達だけにしておいて、周りに対しては謙虚にしていた方がトレーナーとしては上手くいくと思います。
7. まとめ
この前友人のANAから「Kiyoは人間性はカスだけどトレーナーとしてはしっかりしている」と言われました。
これ、すごく褒め言葉だなと思っていて、要は仕事とプライベートの使い分けができているということだと捉えています。
上記したことを私生活でも出来るようになる必要はありません。
あくまで仕事としてトレーナーをやっているので、仕事の時にちゃんとできればいいわけです。
そう考えるとだいぶ気が楽になります。
僕は私生活はだいぶちゃらんぽらんです。
トレーナーとして生きていくためにはON・OFFの使い分けを上手にできるといいのではないでしょうか!
毎日変化があってストレスのかかりやすい職種ですが、やりがいもとてもある職種だと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
BOC-ATC(certified athletic trainer)、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、英語学習、アメリカ留学、アメリカ就職などなど、僕にお手伝いできることがあれば、どしどしご相談ください。
あと、感想ありましたら、よろしくお願いします。
Everything is going to be fine.
Kiyo
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