最後の最後に
帰国まであと2日
いろんな思いを抱えながら生活しています。
今日は、住み込みの1人が学校に行かず、理由を聞いても何も言わず。
あとから聞いたところ
ズボンがなかったから行きたくなかった、と。
なるほど。
と、日本じゃ考えられませんが
さすがに制服が全部洗濯していたら行きなくないよな、と昔のことを思い出しました。
ですが、それも何がいやな予感もします。
続かなかったらいいな、といろいろ脅しながら😅かかわってます。
最後だから穏やかに過ごしたいのだけども、心が抗ってしまって。
そんな中、今日は住み込みスタッフと生徒とちょっとお出かけにいきました。
トゥクトゥクで1時間ほど行ったところにある
貯水源。
池でもない、川でもない。
川の上流なのかな、というところでした。
そんなところとは知らず、ケータイも荷物もあったので、住み込みスタッフは服のままドボン!と入っていたのですが、私は今日はパイナップルを黙々と食べながらみんなの様子を眺めていました。
最近、飛び込みのスロー動画にハマっています。
かっこいいもんね。
それから、しばらく遊ぶと次の場所へ。
大忙し。
次に行ったのは、カンボジアでは珍しい動物園。
入ってすぐに、猿が数匹。
鳥も、大きなペリカンから孔雀から、鶏、ハトまで幅広くいました。
他には、好きなカワウソや、ワニ、鹿、熊、ダチョウ、ハリネズミ、フクロウまで。
他にも、大きな魚や鯉など、養殖場にもなっていました。
住み込みスタッフ達は好き放題。
店でバナナを買い、サルに手渡し。
木の棒を持ってきて、ワニを突こうとしたり。
死んで浮かんでる魚を取り、カワウソにあげたり。
日本の動物園では、全部NG🙅♀️
こやつら、もはや動物○待……と思いながらも
自由気ままに、動物と触れ合う姿を見ていました。
でもやっぱりこわい。
脱走しそうだし、手を伸ばしたら食べられてしまいそう。
危ないことをするたびに「それ、人も食べるよ!!」と言って脅かしました。
ピラルクーに触りたいソリ。
喰われますよ。
村に大人数乗れるトゥクトゥクがあるのは知りませんでした。
長距離運転、ありがとうございます😊
楽しかったのですが、
行く前に、私が余計な一言を言ったため、1人つれていけなくなり、とても後悔しています。
今日のトゥクトゥクのお金は全部で20ドル、と言われていました。
値下げしてもらい15ドルにしてもらいましたが。
そのお金、どうやって出すのでしょうか。
日本人が出すのが一番早いと思います。
彼らからしたら、たくさんお金を持っている、という印象かもしれません。
実際、「あや、払って」と面と向かって言われました。
払ってあげたい気持ちはたくさんあります。
でも、「自分が行きたいけど、お金がないから、全額払って」というのは、払う立場からしたらあまり気持ちの良いものではないです。
楽しいことには、時には対価が必要だと思います。
半額負担するから、残りはみんなで出し合ってね、という結果になりましたが、それが正しい判断なのかどうか分かりません。
クメール語で話しているのを聞くと、「日本人は30000リエルしか払ってない」と言っているのを耳にしました。
そう聞いた時に、自分ってケチ臭いなと思ったり。
自分だって、年上の方とご飯を食べに行くときには、ご馳走になる時があります。
若いから、とそのご厚意に甘えてしまう時もあります。
それを、他の人に、ペイフォワードできない自分が悔しくて、情けない。
だけども、日本人が全部払ってくれる、日本人は財布(ATM)という印象を後輩のインターン生に残して帰りたくない、という気持ちもあり
複雑な気持ちでした。
そのまた今日の夜。
先日、夜に住み込みの1人が乗って遊んでいた梯子が倒れ、もう1人の住み込みに当たり、2人とも怪我をする、ということがありました。
幸い、骨折などの大事にはならなかったのですが
梯子が当たった住み込みの腕が、見る見るうちに腫れ、青くなり、テニスボールくらいのサイズになっていました。
曲げることができるため、骨折ではないのですが、腫れが尋常でないため、打撲や最悪ヒビが入っていることを想定しました。
本人にも、お母さんに連絡して病院に行ったほうがいいよ、と言ったところ、「住み込みのケータイからメッセージをする」といいました。
お母さんとは、メッセンジャーで繋がっているため、怪我の箇所を写真とり、状況を説明しました。
そして、今日、お母さんが来られ「日曜日に戻る」とのこと。
住み込みの子は、大丈夫!と行くのを渋っていた様子でしたが
お母さんは心配なため、連れて帰ろうと必死です。
ですが、日曜日。
ということは、私とはこれでお別れ。
こんな、すぐに。
自分がしたことに、混乱し始めました。
私が勝手にメッセンジャーを送ったことで、彼とはここでお別れになってしまう。彼の様子から、それは望んでいないし、最後に会えなくなる。
でも、この怪我を週末まで放っておいたら、無責任だし、大丈夫といいながらも大きな怪我だったら、どうするんだ。わがままは言えない。
そう思うと、涙が止まらず、どうしたらいいのか分からなくなりました。
土曜日まで待ってほしい、というのは私のエゴ。
だけども、大事なのは彼の腕と親の気持ち。
どうしたらいいのか。
こんな形でお別れするなんて、わたしが嫌だ。
最後の最後に、こんな思いをするとは。
明日はラストデー。
笑顔で、穏やかに終わりたい。
怒っておわりなんて、二度とカンボジアに来れない。
こんな形でお別れは嫌だから、明日彼の家に行ってみます。