長期インターン生の存在
こんばんは。カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしているやましたです。
12月に入りました。
朝晩、とても寒く長袖の上からパーカーを着用して、厚手のクロマーをぐるぐる巻いて過ごしています。
揚げバナナのおばちゃんからも、「日本はもっと寒いんでしょ!」と言われました。
日本に帰ったら、もう部屋から出ないかもしれません。
あと少し、風邪ひかないようにがんばります。
さて。
昨日、ちょっとした出来事で涙を流すことがありました。
というのも、今日、6ヶ月間一緒に過ごしてきたインターン生がCBBを離れるからです。
今回、彼が帰ると、いよいよ日本人も3人、と少なくなります。
長期インターン生、かずくんの帰国
4月から私がインターンをはじめ、そのインターン生は6月から参加しました。
そのインターン生が来た日を今でも鮮明に覚えています。
そのインターン生は、他の誰よりも村での生活や生徒との関わり、村の人との関わりを楽しんでいました。
そんな姿や、考え方、生き方は、ほんとうにすごく、どうしたらこんなポジティブになれるんだろう!!と驚きました。
時に、素敵なアイデアをポンっと出してくれ、それがCBBのイベントになったりしました。
住み込みスタッフと協力して、面白いものを作ってることもありました。
人との距離の縮め方や、接し方、教え方は、自分も学びたいほどでした。
最初の頃の指差し会話帳を持って、カフェに何時間も居座ってオーナーと話をした、ってのが一番印象的でした。
時に、悩んでいたことも、彼の楽観的な一言で
「あぁ、そんなに悩まなくてもいっか」と、気持ちを切り替えることもでき、CBBにとってはとても大事な存在でした。
そんな彼も、大学生で、将来の選択をするため帰国します。
住み込みスタッフや、生徒に一番好かれていたインターン生。
そう、これからもしっかり語られる時思いますし、何年経っても彼の名前を忘れることはないんじゃないか、って思います。
改めて、ありがとう。
一緒にインターンができて、とても嬉しかったし、かずくんから学ぶことがたくさんでした。
かずくんの人生に幸あれ。
支えてくれた存在
そんな寂しい気持ちが込み上げたのと
住み込みスタッフを辞めた、ソリとのエピソードを見て、自然と涙がこぼれ落ちました。
住み込みスタッフだったソリは、辞めたあと、しばらく学校に行きませんでした。
そして、インターン生がソリの登校から下校まで見守るといい、今日朝早くに出ていきました。
そして14時にCBBでのソリの授業がはじまり、15時に終わりました。
帰る時
インターン生と、ソリが話しているのを見ていました。
ちゃんと学校にいくんだよ。と、彼の肩を抱き、話している姿を後ろから見ていました。
すると、なんだろうか。
自然と涙が出てきて、気づけばその姿を見ながらわたしが泣いていました。
ソリにとって、かずくんはお兄ちゃんのような存在だったのではないかな、と側で見ておもってました。
学校に行かない時も、村まで行って、一緒に学校に行く、と、かずくんから聞いた時は
なんて思い切った行動なんだ!
とびっくりしました。
誰よりも親身になって関わっていたからこそ
支えられた住み込みスタッフがたくさんいると思います。
ソリもそのうちのひとりでしょう。
かずくんが帰ったあとも、ソリのことを引き続き見守っていこう、とその姿を見て思いました。
考えたのは帰国のこと
さみしい、という気持ちもいっぱいですし
自分の帰国も意識してしまいました。
自分以外のインターン生が帰るのを、もう何回見届けたでしょうか。
その度、自分の帰国のことを考えたけど、まだまだある、と思っていました。
だけども、今回ばかりは、他人事ではないみたいです。
次は自分だ。
と、強く意識してしまいました。
あと1ヶ月で、わたしは村を離れ、飛行機に乗り
日本に帰ります。
毎日、CBBの上の空を飛ぶ、飛行機を眺めながら
わたしもいつかはあれに乗って帰るんだなぁ、、と思っていました。
ほんとうにあっという間です。
CBBに来て8ヶ月。
総勢10人のインターン生と共に生活をしました。
8人のカンボジア人と共に生活をしました。
4月に来てからは、サンダルを勝手に使われた、と些細なことでぶつかり、カンボジアの文化と自分の言語力の無さに苦戦する日々でした。
5月には少しずつ言語も覚えてきました。インターン生2人で授業に料理に、毎日がいっぱいいっぱいでしたが、楽しく充実した毎日でした。
6月にはインターン生も少しずつ増えて、だいぶ賑やかになりました。業務を行うチームに分かれ、授業チームとしていろんなことを考えました。
7月には住み込みスタッフであるダエン、ソリ、ソパがやってき、住み込みプロジェクトが始まりました。日々成長していく彼らと、彼らの日本語能力を見るのがとても楽しみでした。
8月はスタディツアーを担当して、たくさんの参加者の方に会うことができました。いろんな方にカンボジアの良さや、村の良さを伝えることで、この国がもっと好きになりました。
9月はあんまり覚えていませんが、あっという間に過ぎていきました。プチュンバンには、生徒とのお寺に行ったりと普段できないことができました。
10月は長期インターン生とのお別れ続きでした。女子1人になり、一時は沈んでいましたが、日本から知り合いが来てシェムリアップに滞在したりして、村以外のカンボジアに出会いました。
11月は新たに住み込みスタッフが4人増えました。年齢層も下がり、もっともっと賑やかになりました。そして、それを機に自分の気持ちにも変化が訪れ、この住み込みスタッフ達をこれから先も見届けていきたい、と感じるようになりました。
そして12月。
ついに、引き継ぎの時期です。
今後のインターン生が過ごしやすいよう、村での生活をイメージしやすいよう、いろんなことを言語化して残そう、と事務的な作業をよくするようになりました。
スタツアの手引きから、インターンの手引きまで、全て作りあげ、帰国したいです。
せっかく、長期インターン生が作り上げてきたものを、ここでストップさせるのはもったいないです。
みんなの意志と、みんなが作り上げたものを
最後にここを去るわたしが、来年まで残る人や来年インターンに来る次の世代につないでいきます。
それが、最後の仕事です。
そして、近いうちに戻って、住み込みプロジェクトをより継続的に支えていけるような生き方をしたいです。
インターン生の存在
インターンに来て
最初は、ひとりだけ年上ということ気にしていました。
ですが、ここでは年齢も何も関係ありません。
みんな、共に働く仲間です。
みんな、共に過ごす家族です。
互いに尊敬し合える、とても良い関係。
その一言につきます。
自分でもびっくりなのですが、この8ヶ月間
みんなと生活していて
誰一人、ケンカをしませんでした。
誰一人、衝突することがありませんでした。
そんな日々を過ごせたのも、このメンバーだったからと思います。
ありがとう。
この続きは、今度、わたしが帰るときにしましょう。
今から、プノンペンに行きます。
特にすることもないのですが、、、
少しずつ、家族や知り合いへのお土産を買っていこうかな、と思っています。
その前に、またまた感動のお別れを影から見守りたいと思います。
あぁ、化粧が全部落ちそう。。
バスタオル持って、待機です。
お別れは、さみしい。
だけども、CBBスクールがあるから
待ってる人がいるから
みんないつでも帰ってこれる。
来年また会えるように。