1年をカンボジアで過ごして。
1年間というものは早いものです。
あっという間に2019年が終わり、ついに2020年へ。
今年もたくさんの方にお世話になりました。
ありがとうございました。
今年最後のnoteは、振り返りをしたいと思います。
私のカンボジアでのインターンもあと2週間ですし、いろんなことを振り返る期間になりそうです。
では、まずカエマカラーから。
1月、勉強づくしの毎日
今年は年明けから、余裕がありませんでした。
というのも、2月に社会福祉士の国家試験を控えていたからです。
勉強にスイッチが入ったのも、12月にあった国試合宿から。
国家試験を何回解いても、合格ラインに辿り着けず、もうだめなんじゃないか、ってたくさん悩みました。
自分がやらない分、周りはどんどん頑張って
「〇〇って〇〇だよね」と答えを確認する時とかに、人との差を感じて、いつしか一緒に勉強しなくなりました。
国家試験は団体戦じゃなくて、マジで個人戦。
わたしが、がんばる試合。
それを乗り越えるために、空きコマも、祝日もバイト前の少しの休みも返上して、勉強した。
高校、大学と、推薦入試で来た私にとって、初めての一発勝負の筆記試験は、初めての経験でした。
もう勉強したくない
2月、国家試験本番
国家試験は2月の第1日曜日。
その前の日に、大好きなゴスペラーズが
受験会場のある福岡にライブに来る、という奇跡なのかなんなのか。
めちゃくちゃ迷いました。
だって、その一週間後にも、山口にライブに来んですもの。
そっちを楽しむために、福岡公演を見送るか。
出した答えは
【No】
最後に足掻いて、不安になるよりも
それまでにたくさんたくさん勉強して
好きなことして、リラックスした方がいい、と。
その時聴いた歌声も姿も、全部余韻になって
いい感じにリラックスして解けたのはいい思い出。
その甲斐あってか、国家試験は見事に合格。
登録はまだなので、社会福祉士と名乗ることはできないけれど、一生背負っていく資格と責任をいただきました。
3月、カンボジアへ
3月、学校も休みに入り、バイトをしたり遊んだりして、最後の日本をたのしみました。
そして、大学も卒業。
4年間はあっという間でした。
4年間の学びは、人生のどこかで役に立つ時があります。
ふとした時に、これもしかして、と
思い出す時もあります。
特に仲のいい友達!って人は、できませんでしたが、全国から集まったいろんな考えを持つ人達と過ごせた4年間は、やっぱり大事なものでした。
そして、3/29。
家族全員から見送られ、カンボジアへ。
泣きながら出ていったけども
わくわくが止まらなかった。
わたしがずっと思い描いていた「カンボジア生活」が幕を開けようとしていたから。
無事にカンボジアに到着。
これから、私の長い長いカンボジア生活がはじまった🇰🇭
4月、23歳になった
4月生まれのわたしは、すぐに23歳を迎えた。
ここに来て数週間だったから、もちろん私が誕生日と知ってる人はほとんどいないだろう。
生徒にも、スタッフにも人知れず、ひとりで迎える誕生日、と思っていた。
クメール正月で、スタッフとの関係も悪化していたから尚更。
その時に、はじめてだった。
サプライズ。
ケンカしてると思ってたスタッフから。
暑さでクリームが溶けかけたケーキ。
ろうそくの火を吹き消した。
その後、みんなで食べると思いきや
まさかのひとり。。
やっぱり関係性がうまく行くためには、時間が必要でした。
食べ慣れない、ココナッツのケーキが昼ごはんと晩ご飯になりました。
だから、インターン生が来てからみんなで誕生日のお祝いをしているのがとても羨ましかったりします
だけども、会って数週間の私をお祝いしてくれたことが何よりの幸せ。
5月、クメール語強化月間
5月はとにかくクメール語を勉強しました。
授業を担当して、1ヶ月。
自分のクメール語力の無さに打ち砕かれる日々。
家族ともろくに話せず、生徒ともコミュニケーションを取れず。
誰にも頼れない状況だったからこそ、勉強意欲があり、がんばろう!と思いました。
わたし、きっとクメール語話せる人が先に現地にいたら、ここまでクメール語話せなかったと思う。
きっと、その人に頼って、今よりもっと人見知りで壁を越えられなかったと思う。
そう思うと、最初、一人で、そのあとも少ない人数の中でインターンがはじまって、よかった。
6月、人との関わりが増えた
6月は、生徒と出かけたり、毎日授業をしたり
生徒との繋がりが増えた月でした。
インターン生も増え、賑やかになったCBBスクール。
楽しい日々が続いていた中
不幸なこともありました。
スクールの部屋でインターン生が泥棒に遭遇したり
今までスクールや、インターン生、昔の住み込みスタッフを支えてくださっていたマエが亡くなられたこと。
CBBは、変化をむかえるかもしれない。
いろんな覚悟をしていたけれど
【インターン生の自立】が為された月だったかもしれません。
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半年間だけでも、いっぱいいっぱいでした。
あとの半年はぜひnoteを読んでください。
この国に住んで
いろんなことがありました。
特に、住み込みスタッフプロジェクトが再開したことが一番大きいかもしれません。
彼らの存在や
彼らをこの先も支えていけるように行った
人生初のクラウドファンディングも
生活や業務を共にしたインターン生との別れも。
この1年間だけでも、今までできなかった経験や
自分と向き合うことや
カンボジアという国と向き合うこと
カンボジアの村でインターンをしたからこそ
見えてきた問題や
人との関わり
歴史や文化
日本との違い
全部見えてきました。
この国に住めてよかった。
そして、まだまだ住みたい。
そう思えるようになりました。
生徒が大好きで、住み込みスタッフが大好きで。
「スクールを続けていきたい。住み込みプロジェクトを続けていきたい」
はじめておわり、じゃだめです。
学校建設してほったらかしになってる問題と、何が違うでしょうか。
はじめたからには、最後まで責任を取りたい
最後まで見届けたい。
今、やっと軌道に乗ってきました。
住み込みたちとの距離も、信頼関係も
約半年の時を経て、やっと築くことができました。
一緒にご飯を食べて、勉強をして、時に一緒にプールにいったり、映画を観たり。
そんな毎日がかけがえなく、何よりも愛おしい。
まだ、帰りたくない。
2週間という期間で、今いるインターン生に引き継ぎをしなければなりません。
それが今後、わたしが帰ってくるまで
成功するか、失敗するか
の別れ道になるような気がします。
これからあとは、信頼の問題。
インターン生がうまく、続けていってくれることを祈るばかり。
毎日問題ばかりの住み込みスタッフだけども
親身になって考えて
どんなにめんどくさくても、とことん付き合っていく。
悪いことにはNoと、いいことにはとびきりのYesを。
人様の子供を、日本人の若者があずかっている。
時に親代わりになることもあります。
汚れ役も買います。
それでも、彼らと付き合っていきます。
その先にある、明るい未来のために。
【他者ために生きる】
来年は、それを目標に生きます。
今年は、自分のために
就職も何もかもどっかにやっていきました。
だから次は、他者のために、生きます。
つらくても大丈夫。
わたしが、この子たちの為にいきたいと思ったから。
長くなりました。
今年も残るはあと少し。
本当に、たくさんお世話になりました。
また来年も、どうぞよろしくお願いします。
年明けは、新年早々またプールに行くことになりそうです。
では皆さま、良いお年を!!!!