自然が与えてくれたもの
スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしてます、やましたです。
今日も休みでした。
昨日のノートで、今日はコンポンチャムに行く!と張り切っていましたが
いつものトゥクトゥクドライバーに電話がつながらず、予定を変更しました。
コンポンチャムへは、プチュンバンが落ち着いてから行こうと思います。
さて、今日は急遽予定を変更したとのことで、CBBの住み込みスタッフのひとり、ダエンの家に自転車でいきました!
ダエンの家は住み込みスタッフの中でも一番遠いところにあり、片道10キロです。
車もないですし、バイクもインターン生は運転することができません。
ですので、今回は自転車で行くことにしました
今日はその素晴らしい、GOODなメモリーをつづりたいと思います。
ピクニックにいこう
今日の朝、他のインターン生が朝からチキンを買い、ご飯を炊き、
何をするのだろう、と思っていたら
おにぎりを作って持っていく、と言っていました。
カンボジアに来ておにぎりを食べることなんてほとんどありません。
プノンペンのおいしいパン屋さんで食べたきり。
チキンが入ったおにぎりをみんなでにぎって、市場でもらったタッパーにつめて、自転車に乗っておでかけしました。
目の前にひろがる景色はそれは壮大で、田んぼがどこまでもつづいていて
あぁ、カンボジアって広いなあ、と感動していました。
お昼を周り、お腹が空きはじめたところで休憩に入ります。
インターン生かず君の提案、というかドリームで「遠くにぽつんと立っている木の木陰で、みんなでおにぎりを食べたい」っというので
それっぽい木を探しながら走りました。
走っていると、それっぽいところをみつけ、みんなで木陰でおにぎりを食べました。
チャリと田んぼと時々おにぎり。
みんなでこのようにのんびりできるのも、カンボジアだからこそだと思います。
また、今日一緒に行ったインターン生とも、あと少しでお別れということもあり、最後に素敵な思い出ができてよかったなと思います。
タウ プテア ダエン
休憩した後は、再びチャリを走らせました。
ダエンの家は、6月に行ったことがあるので見慣れた道に出ると、すぐに分かりました。
家につくと、ダエンとダエンのご家族が出迎えてくださいました。
プチュンバンのため、兄弟も帰省しており、前回よりにぎわっていました。
ダエンの兄弟は、皆さんプノンペンへ働きに行っているそうです。
また、ダエンが住む地域は学校が遠く、学校の退学率が高いように思えます。
最初、ダエンが住む地域に住み込みスタッフを探しに行ったときに聞いて驚いたのを覚えています。
ダエンもCBBに住み込みにくる話をしたときにも
「学校を辞めた友達と話して、もしその子が行くって言ったら一緒に行く」
と言っていました。
そうはいっていましたが、ダエンはひとりでも「CBBに行く」という決断をしました。
すでにそこが彼の人生の別れ道、ターニングポイントだと思います。
毎日、一生懸命勉強し、朝も早起きし、ひとりで勉強をしているダエン。
置かれた場所で一生懸命咲いている姿を見て、私たちもがんばらないと、と思います。
来月から、彼がもっとも信頼しているであろうインターン生二人がCBBを離れます。
私では足りない部分が多いでしょうし、まだまだ信頼できる関係とは言えないかもしれません。
一緒に暮らす中で、授業チームだとか関係なく、今まで以上に関わる時間が作れたらいいな、と思います。
今までは、チームも違いましたし、住み込みスタッフチームがいたので最前線で彼らに関われなくても、サブのような、何かあった時の見守り役のようなつもりで接してきました。
だけども、それではやっぱりいけませんでした。
いざという時に頼りにされるのは、何かあった時に声がかかるのは、呼ばれるのは、やはり最前線で関わっていた人たちです。
その人たちがいなくなる来月、本当にどうしよう、と今から少し悩んでします。
それも勉強なのかもしれません。
彼らがつないできた関係性をつないでいけるよう、残された人が頑張るだけです。
復学までつなげ、今後も続いていけるように最前線の人たちの意思を受け継いでいくだけです。
少し弱音を吐きました。
今日、他のインターン生とダエンとの関わりを見ながら少し思っただけです。
心の壁をいつか超えることができたら。
それができるよう、離れていく二人の姿から少しでも吸収できるよう頑張りたいと思います。
自然が与えてくれるもの
まあそんなこんなで少し元気はなかったのですが、住み込みのダエンとインターン生とプット君と一緒に近所の山へ行きました。
チャリで10キロこいだ後の山は、老体に鞭・・・
おばちゃんにはつらかったです。
ですが、ふと後ろを振り向くと、この景色。
カンボジアが一望できるんじゃないの!?ってくらいの広い大地が目の前に広がっています。
こんな壮大な景色を目の当たりにすると、小さな悩みは消えていくものです。
世界はこんなにも広くて、壮大で、なんだか泣きそうになって。
なんて小さな世界で生きてんだろうなあ、と。
まぁ悩むこともあるのでしょうが、やましたはやましたらしく。
タンポポはバラにはなれないけれど、バラもまたタンポポにはなれない。
そんな寛容な気持ちを持って、残りのインターン生活も頑張っていこう、と思いました。
10月から待つ、新たな生活に臆することなく、私らしく咲けるように。
今日は自然から、そんなことを学んだ一日でした。
おわり