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ドッヂボールイベント in Cambodia

スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターン中のやましたです!

今週、村にスタディツアーの方が来られており
14日から2日間、一緒に生活をしました。

来られてすぐに、現地でのプロジェクトを考えました。

今回のスタツアのプロジェクトは

ドッヂボール大会

です!

準備から実行まで、どんな準備をしたのか

そして、帰り道、まさかのアクシデントも……

長い長い1日を書きたいと思います。

プロジェクト計画

ドッヂボール大会。
ドッヂボールをするのは、高校生以来です。

スタツアの方と

イベントの流れはどうしようか
想定人数は、時間は、ルールは、用意するものは…

いろんなことを考えて、まとめます。

ドッヂボールは昔からやっていた遊びなので、今更口で説明をするのはとても難しく感じました。

企画書ができたら、今度は場所を貸してくださる方とのミーティングです。

CBBがある村から20分くらいトゥクトゥクで走ったところにあるGYA(Glocal Youth Association)というローカルNGOです。

そこは、英語の塾のような場所です。

そこの代表の方が、イベントごとがとても得意で、たくさんの生徒がその学校にいるのでお願いに伺いました。

その方も、快く引き受けてくださり、彼のNGOのいろんな話を聞きながら、話し合いを進めました。

話し合いで、イベントは
金曜日の、14:30〜16:30の間にすることが決まりました。

CBBスクールに戻ってからは、ルールを英文にしたり、参加賞の準備をしたりしました。

準備期間は2日間、あっという間にイベントの日が来ました。

イベント当日

イベント当日は、昼からトゥクトゥクに乗って
スタツアの参加者、日本人インターン生3人と、住み込みスタッフ3人と行きました。

大人数で乗るのははじめてだったので、どうなるのか分かりませんでしたが、いい景色を見ながら乗ること20分くらい……

GYAに到着しました。

到着すると、早速準備に取りかかります。

線をひいて、まずは住み込みの子達にルールを伝えようとしたところ、スコールが。

激しい雨で、あっという間に線が消えてしまいました。

雨はすぐにあがったので、そこまで困りませんでしたが…

そして続々と生徒が集まり、イベントスタート。

小さい順に並んでもらい、1.2.3.4とチームを振り分けます。

チームに分かれたら、早速試合開始。

先程まで一緒に遊んで、ルールを把握している生徒達に、小さい子供たちに向けて説明してもらいました。

ドッヂボールをするのは初めてなのか、どうか分かりませんでしたが、子供たちはみんなとても楽しそうで、わいわいとした姿がとてもかわいかったです。

男の子も、女の子も一緒になって、本気でボールを投げ合う姿はとてもいいな、と思いました。

というのも、私自身小学生時代に、このようにみんなで遊ぶ競技が苦手だったからです。

小学校の昼休みに、みんなで遊ぼう的なレクリエーションがあると、必ず何かと理由をつけて教室に残る人でした。

それはある理由があって

『下手くそだとチームから除外される』
『得意な人だけが楽しんでる』

そんなことが、小学校のレクリエーションではあったからです。

わたしはそれが嫌で、集団遊びが苦手になりました。

ボールを投げても当たらないと、下手くそ!と言われボールを味方から奪われます。

女子は投げても当たらないから、ボールを男子によこせ!と言われ、除外されます。

しかし、ここでは違います。

男の子も、女の子も関係なく

ボールを避け、当て、パスし、勝利を目指していく。

勝つとみんなでわいわいとハイタッチする姿が。

あぁ、いいな、と心から思いました。

私がこのくらいの歳に、こんなに心が綺麗な子どもたちの中で一緒に遊んでいたら、どれだけ楽しかっただろうか、と思いました。

また、こういう競技の時に、チームの舵をとるメンバーがチームに数人いました。

大きなお兄さんお姉さん達が、リーダーシップをとり、小さい子供たちに指示を出したり、物事を伝えたりします。

それに従って動く小さい子供たち。

その関係性が出来上がっているところが、このNGOの強みだと思いました。

私のいるCBBと、ここのNGO

同じ教育系ですが、目指すところは違います。

このような『心』を育てることができるのは

やはり、同じカンボジア人だから出来ることなんだな、と思いました。

ドッヂボール大会を通して、学んだことでした。

イベントは、無事成功。

たくさんの生徒や、一緒に行った住み込みスタッフからも楽しかった!!

という言葉をいただき、とてもやりがいのあるものになりました。

無事成功……と思いきや

無事に成功し、ローカルNGOをあとにして
トゥクトゥクで帰っていた時でした。

帰ったら生徒が待ってるね、と話していたところ。

道路を走っていると、道端に立っていたおばさん達が何か言っています

『止まって止まって!!!』
と、どこか危険な雰囲気。

その時は何が何だか分からなかったのですが
嫌な予感はしました。

すると突然、道路を横切る3歳くらいの子供の姿が。。

トゥクトゥクが急停止してその子供を必死に避けました。

ですが、バランスを崩し、転倒。

しかも先程の雨で道も悪く、運悪くぬかるみにハマってしまい

トゥクトゥクも横転してしまいました。


乗ってた7人が外に放り投げられました。

トゥクトゥクは左に傾いてしまい

私も運悪く1番左側に乗っていたので、地面にまっしぐら。

それプラス隣に乗っていた男の子2人の重みが降ってきます。

突然のことで訳分からず。

ただ、受身をとっていた左手の二の腕あたりが痛いな、というだけでした。

それ以外はどこも痛くなく、急いで起き上がりトゥクトゥクを持ち上げます。

他の人たちも、軽傷は負ったものの、誰一人骨折などの大怪我をすることもなく、

また、飛び出してきた子供も轢かれなくて済みました。

本当によかった。

生かしてくれて、神様ありがとう。

改めて、守られていることに感謝した瞬間でした。

と、思いきや、見ていた人達が私のズボンを指さして何か言っています。

気になって見てみると、大きな穴が……

そして、擦り傷ができていました。

慌てて、水で泥や石などを流していると

近所のおばさんが、お薬を持ってきてくれ、塗ってくれました。

カンボジアでは、傷口からバイ菌が入り破傷風という病気になることがある、と聞いたことがあります。

それこそ、最近、長期インターン生が
バイクのマフラーで火傷をしたり
階段から落ちて皮膚を切ったり

大きな怪我が相次いでいます。
その度に、破傷風の怖さを言われていたので

今度は私の番だ……と、ゾッとしながら
近くの薬局に向かいました。

薬局で手当をしてもらい、消毒液などを買っていただき、すぐに治療終了。

幸い擦り傷だけだったので、自分の治癒力が頑張ってくれたらすぐに治ると思います

とても大怪我のように見えますが
とても笑顔で手当されてます。
恥ずかしいので見せません。

それからは、近所の親切な方が、CBBまで送ってくださりました。

スクールに帰るとインターン生や、先に帰ってた住み込みスタッフ、同乗してたインターン生、ご家族、生徒がみんな、心配そうな顔で迎えてくれました。

それまでは、痛かったけど、怖かったけど、みんないるし何がなんだかわかんないけど、何故か笑顔で明るく振舞っていました。

ですが、みんなの顔を見ると、なんだか急にその置いていた感情が溢れ出そうになり、安心感からか、泣きそうになりました。ぐすん。

天邪鬼のようです。

そんなしんみり感満載でしたが、それでもやましたは軽傷。

元気です。

他の人が元気で、無事だったらそれで大丈夫。

何事もなく、みんな家に帰ることができた。

それが、1番の安心材料です。

本当に長い長い1日でした。

なんだか、この村の人とも、スクールのみんなの温かさを実感した日でした。

おわり

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