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すべてなるようになる
僕が、こうしよう!と行動して始まったこの出来事。
これはドラマのような、本当にあった話。
いろんな人に出会い、翻弄され続けたこの物語も いよいよ終焉を向かえる。
(すべてなるようになる)
電話が鳴った。
Aさん「Kさん久しぶり!」
「元気にしているかい?」
Aさんからの電話だった。
Aさんから電話があったのは、あの出来事から2年後。
実は、僕は、山梨の農家さんに会ったあと、2年間、会社が存在した状態で、放置されていた。
Aさん「この前、Nから連絡があって、Kさんと他の役員の捺印が欲しい」
「そう言ってきたよ」
「Wさんと会社を使って何かするんだと思う」
「だから、Kさん含めたすべての役員を変えるんだよ」
「Kさん会えるかな?」
僕「そうですか」
「はい。僕はずーと待ってましたから、是非お願します」
Aさん「了解。じゃー、書類送るから」
「それに、Kさん、Hさん、もう一人の役員のTさんの捺印してもらえ
る」
僕「わかりました」
あの出来事も、もう忘れかけていた頃だった。
あれから、何も連絡がなかったが、急に連絡があった。
Aさんと久しぶり会うことになった。
Aさん「どう?今何しているの?」
僕「以前と同じ仕事をしています。治療院経営です。」
Aさん「そうか。その方がよかったな」
「地盤を固めた方がいい」
僕「でも、なんで急に会社を使うんですかね?」
Aさん「わからんけど、何かめどがついたんじゃないかな」
僕「まー、何にしても良かったです」
「待ち望んでいた事ですから」
Aさん「長かったと思うけど、これですべて終わりだ」
僕は、これで、やっと解放された。
2年間長かったが、
あれから、あの出来事で出会った人たちは、僕の目の前から去って行った。
現在も繋がっているのは、Mさんだけ。
もしかしたら、あの出来事は、Mさんと出逢う為に必要だったのかもしれない。
そして、僕は、あれだけ仲が良かったHさんとも、分かれてしまった。
いつも僕を支え続けてくれたHさん。
僕にとっても忘れられない存在。
この出来事がなかったら、まだまだ一緒にいたかもしれない。
しかし、この出来事は起きた。
それは、僕が決めたからだ。
この出来事は、僕が決めた人生。
それによって起きた出来事。
この出来事でいろんな人に会ったが、
出来事が終わってわかったのは、僕が、この時期、このタイミングで、出逢う必要があったからだと思う。
いや、そうとしか考えられない…
そして、同じ方向を向いて一緒に何かをするということは、とても難しく、尊いことも知った。
自分が望んだ人生に必要な人だけが登場する。
誰にでもそう。
これが、人生の法則。
Hさんとの別れの悲しい気持ちはあったが、それも含めてすべて必要だった。
※Hさんとのことは、また別の機会にお伝えしたいと思う
実は、人生で起きることは、すべて無駄がなく完璧なんだ
おわり
※次回から、また別の実際にあった、ストーリーが始まります