ファミマも本部側が無断発注。コンビニ加盟店と本部の構造は、もはやマルチ商法と同一では!?
おはようございます。2019年から何かと世間を賑わせているコンビニ業界。2019年には、深夜営業に関するオーナー側と本部側の構想、セブンペイのセキュリティ問題と、たびたびセブンイレブン・ジャパン(以下、SEJ)が取り上げてきましたね。
そんななか、業界2位であるファミリーマートにも、新たな事実である「本部側の無断発注」が明るみにでました。
こちらの記事はなかなか衝撃的な内容となっており、店舗オーナーと本部のやりとりをログにした音声ファイルも公開されております。
澤田社長いわく、「私が経営している中では、無断発注は起きていない」と胸を張っていたらしいですが、、、まさにファミマよ、お前もか。という状況。
やはり、コンビニ本部側にとって、加盟店は搾取の対象でしかないように感じました。
今回のこの無断発注問題は、構造的にはマルチ商法とほぼ同一では?と感じました。
ということで、コンビニのSVの無断発注による押し付けとマルチ商法の類似点をnoteしてみようと思います。
コンビニのフランチャイズ構造
下記のリンクでわかりやすくまとまっておりました。
fc-hikaku.net/franchises/2129
以下は、画像引用させて頂きましたが、本部は加盟店に対し、「知名度・ブランド・商品力など含めたノウハウを提供」し、加盟店側はその対価として「ロイヤリティ」と呼ばれるフィーを支払う。ここまでは一般的なフランチャイズと同じ構造です。
売上に応じて変動するチャージ率
この「ロイヤリティ」をいくら支払うのか?というのを決めるのがチャージ率という指標です。
詳細はこちらにまとまっています。
売上金額にチャージ率を掛けた金額が本部に支払う金額として、加盟店オーナーは年貢を納める必要があるのです。
SEJを例にあげると、売上が550万円以上だと、実に76%もの年貢を納める必要があります。
これ、金額に換算すると、仮に売上が550万だった場合、418万円です。
加盟点のオーナーの手元にはほぼ残らない計算です。。。
本部側としては旨味が大きいため、「甘い言葉」を多用して、加盟店獲得に勤しむわけです。
今回の無断発注の構造
大枠で捉えると下記の図です。(簡易的でごめんなさいw)
つまり、本部側・加盟店側にはほぼ影響がなく、加盟店側に費用負担・商品の販売の責任・売れなかった場合の廃棄費用を負わせているのです。
マルチ商法の構造
上記を参考にしました。
ざっくり要約すると、「配下の会員に、ものを買わせ、販売させる。その利益が元締めに入る。」「配下の会員に買わせているため、元締め(本部)は痛くもかゆくもない」
びっくりするぐらい、さっきのコンビニと一緒じゃないですか?
まとめ
今回のコンビニの無断発注はマルチ商法と同じであり、そんなコンビニは利用したくない。というのが本心ですね。
ローソンさんだけは、このようなスキャンダルがでないことを祈る。